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2017年9月30日の前夜、セブ市にある末日聖徒イエス・キリスト教会のラハグ集会所で、さまざまな宗教団体の会員が千人以上集まり、Maha Sangga sa Sugboと呼ばれる音楽の祭典である平和コンサートを開いた。この無料コンサートはセブ市の異宗教間交流運動(CCIM)によって企画され、世界異宗教間交流月間の祝賀最終イベントとして開催された。
CCIMの会長である修道女サンドラ・クレメンティはこの活動の目的について、「この集会は、皆さん全員が神の御霊を感じる助けとなります。わたしたちの心に働きかけ、行動へと駆り立てる活動です」と述べた。
CCIMの所属するさまざまな宗教団体は音楽と美しい伝統衣装によって観衆を魅了し鼓舞した。披露された音楽には、合唱団による音楽発表、ドラムと詠唱、フルート・バイオリン・ピアノによる題目、子どものウクレレ合奏などがあった。
「わたしたちはすべての宗教団体を社会で善を行うパートナーだと考えています。わたしたちは慈善奉仕プロジェクトや、万国共通の価値観に基づいた運動を行うことができます」とコンサートの終わりに末日聖徒の指導者であるエドマーク・デュマスが述べた。また、人には本来宗教心があり、宗教はわたしたちに人生の目的、意義、帰属感、アイデンティティを与えてくれるものであると付け加え、「お互いへの敬意と思いやりによって、わたしたちすべてが共生し、繁栄することができます。宗教はわたしたちの人生に関係あるだけでなく、人間であるとはどういうことかを考える時に必須のものです」と述べた。
CCIMは2007年以来、地元で積極的に異宗教間交流の活動を開いてきており、今年創設10周年を迎える。CCIMはお互いへの敬意、忍耐、そして愛という原則をセブ市民のコミュニティに植え付け、宗教の自由を掲げて運動を行っている。