ニュースリリース

自殺を考えている人に愛の手を差し伸べるようにと話すレンランド長老

自殺防止ビデオの新シリーズで使徒がコメント

自殺予防に向けた継続的な努力を行う中、末日聖徒イエス・キリスト教会は末日聖徒に向けて、自殺を考えている人の話を聞き、愛を持って接するように呼びかけるビデオシリーズを発表した。この中のいくつかで、十二使徒定員会のデール・G・レンランド長老が語り掛けている。

 

レンランド長老は末日聖徒に向かい「自殺を考えている人、自殺未遂の人、追い詰められている人に対し、愛を持って助けの手を差し伸べ対応してください。そしてそれは、ヘルスケアの専門家、教会指導者と協力し、また友人や家族の支援も得ながら行ってください」と励ました。

レンランド長老は「『自殺は罪であり、自殺した人は永遠に地獄に追放される』という古い宗教的な考え方は完全に間違っています。統計的に見て、ワードの誰かが傷つき、自殺を考えているということが分かっています。家族そして教会、地域社会で、この問題に今よりもっと良く対応できます。…わたしたちが天父の子供たちに手を差し伸べ助けるとき、天父は大変喜んでおられるとわたしは思います」と述べた。

ビデオの2つでは、個人的な経験が語られている。1つは自殺未遂後に希望を得た女性のビデオ。そしてもう1つは、大学に通うために家を離れていた息子を自殺によって失った経験を持つロドルフォ・ベルトランのビデオである。

ビデオに登場した女性は「自殺を考えている人は自己中心的だと思うのは間違っています。自殺に至るにはもっと他に問題があるのです。ある朝起きたら『自殺したい』と思うわけではありません。そう思わせる状態にその人がいるということです。人が何を考えているのか、どんな辛い目に遭っているかをわたしたちが理解できないからといって、助ける必要がないわけではないのです。悩みを抱えている人には『是非、助けを求めてください』と言います。人の話を喜んで聞いてくれる人は常にいます」と語った。

息子のカルロスを自殺によって亡くしたワシントンDCの地元教会指導者ベルトランは、自殺は大きな問題を抱えている家族にだけ起こることだと考えていたという。しかし彼は、「誰かの自殺を経験するというのは誰にでも起こりうることです。教会指導者として、どうやって自殺を予防できるかを学ばなければなりません。わたしたちは、精神的疾患が身体的疾患と同じであることを理解しなければなりません」と述べた。

ビデオシリーズには、2018年4月まで教会の中央若い女性会長会で奉仕したキャロル・F・マッコンキー姉妹からの大切なコメントも収録されている。

「誰かが自殺を考えていたり、自殺に向けた計画を立てているというのを聞くと、ショックを受けます。そして何と対応したらよいのかわからず困ってしまいます。こんなときは、まず自分の気持ちを落ち着かせ、主の御霊の導きを受けられるように求めてください。主ならどうされるかが分かるように、そして自殺を考えている人に愛を示し、自分が助けの手を差し伸べる存在となれるようにと求めてください。…わたしたちは共にこの世の人生を歩む仲間であり、また互いに助け合うという聖約による責任も負っているのです。」とマッコンキー姉妹は語っている。

ビデオはすべて、上に示されたビデオのウィンドウまたはsuicide.lds.orgで視聴が可能。

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