末日聖徒イエス・キリスト教会ヨーロッパ地域会長会の会長であるジョセ・A・ティシェラ長老は他の18人宗教団体の指導者とともに,今週ブリュッセルで開催された欧州連合(EU)の代表者会議に参加した。会議は「欧州連合の未来」と題したフォーラムで、ヨーローッパ中からキリスト教,イスラム教,ユダヤ教,ヒンドゥー教,シーク教などの宗教の代表者が集まった。
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会議において,ティシェラ長老はヨーロッパのより強く,平和な未来を確立するためには欧州連合の政策を決めるうえで信仰と家族,そして宗教の自由が重要な役割を果たすであろうと提案し,次のように述べた。
「ヨーロッパの未来はまさに今ここにあります。子供たちが真理や高潔さ,徳,自制心などの人生に必要な学びを受け,教育の大切さや真摯に働くこと,そして人生の目的や特権について学ぶ場所である家庭にあるのです。」
バローゾ委員長は「欧州連合に属している市民と連合の民主的なプロセスとのつながりを強めることが早急に必要とされています。教会や宗教的な団体に積極的に関わることはそのために大きな助けになると固く信じています。」と述べた。
会議に参加した代表者たちは欧州連合における次のような課題や機会について熟考するというバローゾ委員長の勧めを受諾した。すなわち,欧州連合に属している市民と欧州連合の民主的なプロセスとのつながりを強めるという差し迫った必要,つまり,欧州連合における平和,自由,民主制,そして法規に関わる共通の価値観,および組織だけではなく,ヨーロッパの国民ひとりひとりが果たさなければならない道徳的,また政治的責任に関する共通の価値観についてである。
ヨーロッパには現在50万人の末日聖徒が住んでいる。