世界的宗教団体である末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者の一人であるD・トッド・クリストファーソン長老が、英国議会において、影響力の強い「世界の宗教・信仰の自由を求める議員連盟(APPG)」に向かいスピーチを行った(5月1日)。
クリストファーソン長老は、「米国国際的宗教の自由に関する委員会」議長のダニエル・マーク博士と「英国外務英連邦省の宗教・信仰の自由」会長であるマーガレット・ゲイリーと共に今回の集会に参加し、宗教的寛容に関する困難な問題に対処する方法について話した。この集会では著名な英国会派のジム・シャノン議員が議長を務めた。
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モルモンの使徒であるクリストファーソン長老は、宗教団体に対する弾圧に対し、善意ある人々すべてと協力して立ち向かうことが彼自身の宗教的願いであることを明らかにした。そして、「宗教や信仰は健全な社会の基本です。気が付いていない人もいるかもしれませんが、宗教の自由は宗教を信仰する人だけでなく、社会の全員に恩恵をもたらします。したがって、宗教を信じるかどうかにかかわらず、社会の全員が宗教を守ることに興味があるはずです」と述べた。
クリストファーソン長老はさらに、「宗教・信仰の自由を守ることで3つの大きな恩恵を受けます。まず1つに、宗教の自由は法律のルールを支持し強化します。2つ目に宗教・信仰の自由は、基本的で大切なその他の自由の礎となります。3つ目に、自由に実践された宗教・信仰上の行動は市民の道徳を高め、堅固で繁栄する社会にとって不可欠です」と述べた。
「世界の宗教・信仰の自由を求める議員連盟」の目的は、国会議員、メディア、政府、一般大衆の間で、国際的な宗教・信仰の自由の認知度を高め、必要不可欠である人権強化に取り組む国際的組織に対して英国がより効果的に貢献することである。
この議員連盟の副議長のエリザベス・ベリッジ女性男爵は、宗教の自由の支援に携わった長年の功績が讃えられ、2017年にJ・ルーベン・クラーク法律学会と国際法学・宗教学センターから「国際的宗教の自由賞」を受賞した。