ニュースリリース

ナッシュビルで宗教ビデオコンテストの結果発表

バイブルベルトで宗教指導者らと会うマリオット姉妹

フェイス・カウンツがナッシュビルにおいてビデオコンテストの受賞者を発表

年1回開催される「フェイス・カウンツ(Faith Counts、「信仰は重要」の意味)」の“あなたの信仰を動画に(Film Your Faith)”というビデオコンテストで受賞者が発表された。発表は、金曜日の晩、アメリカのバイブルベルトにあるテネシー州ナッシュビルのゲイロード・オプリランド・リゾート&カンファレンスセンターで開催された宗教ニュース協会の第68回年次大会において行われた。そこには150人以上のジャーナリストと宗教指導者が集まり、社会における信仰の役割について話し合いが行われた。

「このカンファレンスは年1回宗教ジャーナリストが一堂に会して、わたしたちが親しみを込め“神のスクープ”と呼ぶものをどのように取材すべきかについて話し合う機会を与えてくれるものです」と宗教ニュースサービスの主任編集者であるローレン・マーコエが語った。「わたしたちは、毎日書かれる記事が宗教や信者からどのような影響を受けているかについて書こうとしています」と述べた。

 

3日間にわたるカンファレンスでは、ソーシャルメディアとの共同作業によって複数の宗教を取り上げる「フェイス・カウンツ」のホームページが、社会における宗教の価値を反映するオリジナルビデオコンテストの受賞者を発表した。

「わたしたちはフェイス・カウンツのソーシャルメディアを通して毎日若者たちにメッセージを届けています」と1億人以上のアメリカ人を代表する非営利組織であるフェイス・カウンツの広報部の部長であるケリー・トラウプは説明し「わたしたちが努力しているのは、創造的なコンテンツを18~34歳の若年アメリカ人に向けて発信することです。いつもはわたしたちのコンテンツを視聴している皆さんに対し、今回は何らかのコンテンツを制作してもらいコンテストを行うことで、さらにわたしたちのコンテンツに関心を持ってもらえると考えました」と述べた。

末日聖徒イエス・キリスト教会の中央若い女性会長会ニール・F・マリオット姉妹は、ビデオコンテストの最終審査の審査員を務めた宗教指導者の1人であった。

「コンテストに応募されたビデオは素晴らしく感動的でした。10の候補作品のうち1つに絞るのは難しいことでした。全作品が宗教についての作品で、わたしが聞きたい内容でした。ラップ音楽から自然、そして心温まる決心に至るまで、さまざまな方法で宗教を表していました」とマリオット姉妹は語った。

バージニア州モーズリーの医師アシスタントであるサイモン・リベラが、自分の妻と2人の幼い息子を撮影した作品で応募し、2万ドル(約223万円)の賞金を獲得した。

「家族のためにちょっとしたビデオを作っています。ビデオコンテストのことを知ったとき、自分の創造力そして宗教とは何であるかについての自分の考えを示せる素晴らしい機会だと思いました」とリベラは宗教ライターに語った。

「わたしたちは危機的状況や気分が高揚したときに、何かまたは誰かに対して祈ります。ですからわたしは人々に、人は独りぼっちではなく、神がいるということを示したかったのです。神もわたしたち人間もつながっています」とリベラは語った。

シカゴのアーマディヤ・イスラム・コミュニティのアマム・アザム・アクラムも宗教ライターのカンファレンスに参加し、「神を神と呼ぼうが、アラーと呼ぼうが、エホバと呼ぼうが、ヤハウェと呼ぼうが、わたしたちが祈りを捧げる相手はみんな同じ神です。今の時代に宗教指導者であるわたしが直面している試練は、西洋の国々における宗教の風化です」と語った。

聖職者らはミレニアム世代とのコミュニケーションの取り方に変化が起きているという。

「現在、わたしたちは日曜日の朝だけ信仰を分かち合うのではなく、月曜日の朝、仕事に向かう運転中の車の中にいてもソーシャルメディアを使って信仰について分かち合うことができるという、歴史上最も素晴らしい時代の1つに住んでいます」とナッシュビル州のシティ・オブ・グレース教会のフランク・スティーブンソン牧師が述べた。

「信仰を持つ者全員が、インスタグラムのフォロアー、フェイスブックのフォロアーをすべて含めた人々がどれほど神を愛しているかを知るべきです。それが最初にわたしたちがなすべきことです」とスティーブンソン牧師は語った。

「わたしたちはすべての宗教団体の信者を集めて、世界中で信仰をより深めたいと思います。ですから、フェイス・カウンツの活動に多くの人が参加することを願っています」とマリオット姉妹は語り、自身もナッシュビルにいる間にアフリカン・メソジスト・エピスコパル教会とユナイテッド・メソジスト教会の代表者を含めた地元の聖職者らと語り合った。

「わたしたちは、自分はどこかに帰属している、そこで誰かが自分を必要としている、自分は価値のある人間で人に与えるものがあるという思いを持つことの大切さについて話し合いました」とマリオット姉妹は述べた。

マリオット姉妹はルイジアナ州出身であるため、同じ南部の開催地テネシー州が故郷のように感じたという。マリオット姉妹はメソジスト信者として育ち、後にモルモンに改宗したということから、自分が経験した信仰の旅路を現地の宗教指導者と分かち合った。

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