2017年1月8日(日)、ユタ州プロボ市にあるブリガム・ヤング大学(BYU)からの生中継を通じて、モルモンの使徒からのメッセージ–––この教会をリードしていく若い世代に期待していること–––が伝えられた。末日聖徒イエス・キリスト教会十二使徒定員会会長のラッセル・M・ネルソンと妻のウェンディを迎えておこなわれたワールドワイドディボーショナル(講話会)の模様は、全世界に生中継された。ネルソン夫妻は教会の若者たちにむけて、リーダーシップ、愛、結婚について語った。
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ネルソン会長はBYUのマリオットセンターに集まった何千という若い男女に次のように尋ねた。「あなたがたはリーダーシップを受け継ぐ準備ができていますか。」
ネルソン会長は続けて、「世間は、ナポレオン、ジャンヌ・ダルク、ジョージ・ワシントン、マハトマ・ガンジー、マザー・テレサといった注目に値するリーダーたちから学ぶことを好んでいるように思いますが、この地上で活躍した最も優れたリーダーといえば、神の預言者であったとわたしは信じています」と語った。
ネルソン会長は、トーマス・S・モンソン大管長と歴代の大管長たちについて学ぶように、若者たちに強く勧めた。「16人いる預言者のうち、10人と個人的なか関わりがありました」と述べ、教会指導者との個人的な経験を分かち合った。
ジョセフ・フィールディング・スミス大管長の2人の息子は、ネルソン会長の少年時代の友人であったこと。エズラ・タフト・ベンソン大管長は非常に勤勉であり、戒めを守ることにも熱心で、足りないところは主に補っていただくことに長けた人物であったことなどを語った。また、ネルソン会長は、ゴードン・B・ヒンクレー大管長を「活力のみなぎった指導者」、「卓越したコミュニケーションの持ち主」と呼び、「ヒンクレー大管長は、飛びぬけて楽観的な人物であった」と語った。
ネルソン会長はさらに、モンソン大管長への愛着を次のように語った。「モンソン大管長は個人にどのように手を差し伸べるべきか、彼らをどのように助けるべきかを教えてくださいました。スケジュール通りに行うことや会議や時間管理よりも、人々を気に懸け、目を向けることがどれほど重要であるかを、行いを通して示してくださいました。あなたがたが真のミレニアル世代として時代を受け継ぎたいのであれば、神の預言者であった16人の教えと人生を学ぶことを強くお勧めします」と語った。
ネルソン会長は続けて、「悪魔と彼の手下は、あらゆるテクノロジーとコミュニケーション方法を使って人生や真の幸福に関する虚偽な事実を広めようとしています」と述べ、イエス・キリストの教えについて聖典から良く学び、結婚と家族についてよく考えるように勧めた。
ウェンディ・ワトソン・ネルソン姉妹は25年以上にわたって結婚と家族関係セラピーを教える教授であった。若い世代に結婚と愛に関するアドバイスをおくるにあたって、ネルソン姉妹は自分を「ウェンディおばさん」と思うようにと述べて話を始めた。
「夫婦間の愛情行為は、神によって聖なるものと認められています。夫と妻が親しくなり、神に近くなるための行動として、神により命じられ薦められているものです」と語り、続けて個人の清さが真実の愛のカギになると話した。
「製作者や後援者がなんと言おうとも、ポルノグラフィは夫婦間でしか感じることのできない最高の愛情表現からあなたを遠ざけてしまうものです。世間でいわれている性行為は貪欲で愛を抹殺します。一方、夫婦間の愛情からなされる行為はより強い愛を育むのです。」
ネルソン会長夫妻は1年前、BYUのハワイキャンパスでおこなわれたディボーショナル(講和会)でも壇上に立ち、教会の若者たちに向けて奮起し、イエス・キリストの福音とその祝福を分かち合うように勧めた。今回の講和でもそのようなチャレンジとどう向き合えばよいのかについて語られた。
ネルソン会長は次のように語って会を締めくくった。「イエス・キリストについて、あなたがたが学びたいと思っているすべてのことを学ぶ努力を続けていくならば、キリストに対する、また神の律法に対するあなたがたの愛情は想像を超えた域に達することを約束します。また、罪悪に背を向ける力が増すこともお約束します。戒めを守りたいという思いはますます高まるでしょう。
日曜日の放送とその他のディボーショナル(講話会)の模様は、こちらから。