更新:2017年8月15日(火)
教会は以下の声明を発表しました。
さまざまな白人至上主義団体の中に、教会は人種差別的思想に対して中立の立場、あるいは彼らの白人至上主義に賛同すると考える団体であると知らされました。これほど大きな間違いはありません。新約聖書には「イエスは言われた、『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』(マタイ22:37-39)」。モルモン書では、「すべての人が神にとって等しい存在なのである(第二ニーファイ26:33)」と教えています。
白人至上主義的考え方は倫理的に間違った罪深いものであり、わたしたちはそのような考えを非難します。「白人文化」または白人至上主義を助長または追い求める教会員は、教会の教えに反したことを行っています。
2017年8月13日(日)
末日聖徒イエス・キリスト教会は2017年8月13日(日)、以下の声明を発表しました。
バージニア州シャーロッツビルで最近起きた暴力および闘争事件とそれがもたらした悲劇を見て、わたしたちは深い悲しみに包まれるとともに、大きな懸念を持っています。いかなる宗教を信仰していようと、あるいはまったく信仰心を持っておらずとも、今日、わたしたちが目にする言葉や暴力によって表現される差別的思想の増加によって心を痛めていることでしょう。
10年以上も前に、故ゴードン・B・ヒンクレー大管長(1910-2008)は末日聖徒イエス・キリスト教会の会員に対して、人種差別について話されました。大管長は以下の原則を力強くかつ明確にお教えになりました。「自分とは異なる人種を軽視する言葉を発する者は、キリストの本当の弟子とは言えません。またそれはキリストの教会の教えと一致していません。」わたしたちは今日、主の教え、そして隣人を愛せよという救い主の勧告を教会員に向かって再び明言します。
このような不寛容や憎悪によって苦しめられている人々のために、わたしたちは祈ります。平和と理解が得られますように祈ります。また何よりも、人々がより多くの優しさ、同情心、善意を持って互いに接することができるようにと祈ります。