2019年10月9日、ミクロネシア連邦の大統領ディビッド・W・パニュエロ大統領とパトリシア・エドウィン夫人は、末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会(教会の第17代大管長ラッセル・M・ネルソン、第一顧問ダリン・H・オークス管長、第二顧問ヘンリー・B・アイリング管長)を表敬訪問した。その場には、十二使徒定員会のゲレット・W・ゴング長老と教会案内ディレクターであるケント・F・リチャーズ長老とマーシャ・G・リチャーズ姉妹も同席した。
パニュエロ大統領は、ネルソン大管長への敬意と末日聖徒イエス・キリスト教会のミクロネシアにおける能力向上に向けた支援などの貢献に感謝の意を示した。また「第26回国際法律と宗教シンポジウム」において同大統領が述べたように、ミクロネシアが、国の憲法で保障されている宗教の自由を含めた法律の透明性を維持し、それに対し責任を持って順守することを固く決意した国であることを強調した。さらに、ミクロネシアでは末日聖徒イエス・キリスト教会に属するキリスト教信者が増加していること、そして宗教に興味を持つ市民に対して教会が霊的な成長の機会を提供していることに対しても大統領は感謝の意を述べた。
パニュエロ大統領は、教会が行っている学用品(本やiPadなど)提供をはじめ、食料確保の促進(コスラエ州でのグリーンハウス建設など)、病院への車椅子提供、出生証明やその他の記録のデジタル化支援などの国の発展および人道支援に対して、ミクロネシア政府からの感謝を伝えた。ミクロネシアが他の国々やその国民に対して平和と友好的な協力関係を維持し、共通して有する人間性を重要視しているように、末日聖徒イエス・キリスト教会が同様に協調性と敬意を示すことの重要性を説き、隣人を愛し理解する決意があることに大統領は感謝の意を述べた。
ミクロネシア政府は、全国民および全住民の人権を守り、宗教の自由を認める法律を守ることを約束している。