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モルモンの指導者らがカナダ・ブリティッシュコロンビア州でコミュニティの賞を授与

2017年12月2日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州フレイザーバレーにおいて、末日聖徒イエス・キリスト教会の中央初等協会会長ジョイ・D・ジョーンズ姉妹、中央扶助協会会長ジーン・B・ビンガム姉妹、そして中央若い女性会長会第一顧問のキャロル・F・マッコンキー姉妹が、さまざまな宗教の信者である地域住民とともにコミュニティの賞授与式に参加した。

この授与式は末日聖徒イエス・キリスト教会の主催によるもので、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのラングレーの郊外で開かれた。授与された賞は、地域における家族支援、人道的奉仕活動、信仰心向上などの分野において、地域に貢献した個人や組織を表するものである。

 

賞の授与式に先立ち、授与式参加者は、ブリティッシュコロンビア州の州議会議員であるメアリー・ポーラックと中央初等協会(100万人以上の年齢12歳未満の子どもたちの霊的・物質的な福祉に関わる組織)の会長ジョーンズ姉妹の2人の基調講演を聞いた。

ポーラック氏は100人以上の地域住民に向い「わたしたちは主の手足です。わたしたちには隣人の面倒を見る責任があります」と述べた。また自身が若い母親であったときの経験を分かち合った。彼女は恩師に政治の世界に入ることを励まされ、その時の言葉がそれ以後、他人を助けるようにと霊感を受ける源となったという。またポーラックは、周りの人々を助けようとする自分自身の努力を評価する方法として「なぜ自分はここにいるのか?」という問いを提示した。

ジョーンズ姉妹は同胞に奉仕をすることについて話し、出席者全員に「他人の重荷を軽くする」方法を見つけるようにと励ました。また自身の娘が地元で難民を支援した話を含め、困難な状況にある人々を助ける喜びについて話した。

教会は、社会にとって家族がいかに重要であるかを長年にわたって教えてきており、1995年に発表された「家族-世界への宣言」を含め、結婚と家族の大切さを数々の声明にして発表してきた。さらに教会は、人類は愛深い神の子どもであり、わたしたちは互いに助け合い、仕え合うという責任があることを信条の中心をなす一つの柱としている。そして、教会の信仰箇条の一つには、「わたしたちは自分の良心の命じるとおりに全能の神を礼拝する特権があると主張し」とある。これら3つの原則が、フレイザーバレーのコミュニティ賞(家族の価値賞、人道支援賞、信仰賞)を設けるきっかけとなった。

家族の価値賞は、伝統的な家族の価値観を啓蒙、支持することでよく知られている団体「フォーカス・オン・ザ・ファミリー(カナダ)」に贈られ、この団体に長年勤務するグローリア・ストースリーが代表して賞を受け取った。

人道支援賞は、長年コミュニティで特に身体障害および精神障害を有する人々をボランティアで支援したクリスティン・コリソンに授与された。コリソンは、難民や支援提供者をサポートした働きが認められた。

最後に授与されたのは信仰賞で、世界で最も大きいアハマディヤ教団のモスクの1つであるバイチュラーマンモスクの「アハマディヤ女性補助団体(Ahmadiyya Women’s Auxiliary)」の会長であるサラ・レイクに授与された。

家族の価値賞の受賞団体フォーカス・オン・ザ・ファミリーを代表して賞を受け取ったストースリー氏は、「授与式に多数の宗教団体や宗教信者が参加しているのを目にして嬉しく思いました」と語った。さらに、このようなイベントによって、宗教が異なっても多くの共通点があることがわかったと述べた。人道支援賞受賞者のコリソン氏は、「多くの団体、そして地域で良い影響をもたらしているさまざまな人々の働きを教会が認めていることに感心しました」と述べた。アハマディヤのコミュニティは「教会が異宗教間交流を支援し、またすべての宗教団体が行っている地元での奉仕活動に価値を認めていること」に感謝した。

末日聖徒イエス・キリスト教会の北米北西地域を担当する七十人ミカエル・R・マレー長老と、教会のブリティッシュコロンビア州広報調整評議会のディレクターの1人トニヤ・エンゲンも、授与式に参加した。

マレー長老は「わたしたちが同胞に仕えることは、神への愛を示す最も良い方法の一つです。今回のようなイベントによって、人々の重荷を軽くしようと努力する多くの人々がすべての宗教団体に存在し、わたしたちが奉仕しようと努力する時に、互いに強め合い、霊感を与え合うことができることを知らしめることができました」と語った。

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