「イエス・キリストの弟子となることを目標とするならば、わたしたちは自然と良い人格を身につけていき、続けて良い評価というもの得るでしょう」と話すのは、ルース・レンランド。レンランドは末日聖徒イエス・キリスト教会十二使徒であるデール・G・レンランド長老の妻である。レンランドは自らを「回復期の弁護士」と呼び、2017年1月20日に開かれた J・ルーベン・クラーク弁護士会の年次講演会基調演説者を務めた。
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レンランドは、法と、弁護士であった父親であるマーリン・R・リバートから学んだ人生の教訓について話した。
レンランドは2009年に夫が末日聖徒イエス・キリスト教会の教会幹部に召されるまで、民事訴訟弁護士としてユタ州内で活躍していた。教会幹部としての最初の任務は、アフリカでの5年間の奉仕であった。その5年はレンランドにとっては初めての非雇用状態であった。
「わたしの人生に何が起こったのかを把握するまで6カ月かかりました。言ってみれば証人保護プログラムを受けているかのようでした」と語った。自国の知人はレンランドが一体何をやっているのか見当もつかず、アフリカの人々は彼女の過去の経歴を知らない、という状況であったことを振り返り、「わたしは新しい名前で呼ばれることになりました。弁護士時代は、旧姓のルース・リバートだったのですが、今日ではレンランド姉妹です」と述べた。
レンランドはつづけて、「主の業のために、主はわたしたちが学び、経験したことのすべてを使ってくださいます」と述べ、父親から学んだ教訓について語った。
「父から最初に教わったことは、相手を否定せずに反対の意見を表明することを学ぶというものでした。相手を敬い、親切に接しながらも、その人に合わせず反対の立場でいることは可能です。実際、イエス・キリストの弟子として、そうすることが求められる場合もあります。」
「父から学んだ第2の教訓は、穴にいる時に掘り続けるのをやめることです。経験上、自分の間違いやよくない振る舞いを認めたとき、わたしに対して悪い感情を抱いたり、わたしに感情を害されたと感じた人々が信頼を寄せてくれるようになりました。」
レンランドが3番目の教訓として分かち合ったことは、人格に関わることであった。「家庭で、職場で、教会での自分がそれぞれ違うことがないようにしなければなりません。わたしたちは同一の人格者なのです。」
レンランドはつづけて、次のように語った。「わたしたちの行為、行動に、信じていることが反映されている必要があります。宗教上の信念は、わたしたちの守る法が効力を発揮するのを助け、加えて家庭や地域、教会にも強さをもたらします。わたしたちはこれを品位と呼びます。」
J・ルーベン・クラーク弁護士会は、末日聖徒の弁護士、法科生、裁判官、法科大学院教授で構成されている職業団体である。2万人以上の会員がおり、全米とカナダの各地に200あまりの支部をもつ。
過去に開催された講演会の基調講演者には、教会の十二使徒、ダリン・H・オークス長老、クエンティン・L・クック長老、D・トッド・クリストファーソン長老ほか、教会の指導者たちがいる。