末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会は、ユタ州プロボの宣教師訓練センター(MTC)の新築棟を2017年7月31日~8月19日まで一般公開すると発表した。ブリガムヤング大学(BYU)が開催するEducation Weekの参加登録者はさらに8月21日~25日の期間も見学が可能。一般公開の見学チケットは7月10日(月)から入手可能。7月10日にmtcopenhouse.lds.orgにアクセスのこと。
2012年10月、教会のトーマス・S・モンソン大管長は伝道に出られる年齢を男性は19歳から18歳に、女性は21歳から19歳に変更したと発表した。プロボ、メキシコ、ガーナ、フィリピンのMTC拡張プロジェクトによって、世界15のMTCが増加する宣教師に対し継続して訓練を施すことが可能となる。
プロボMTCの2つの新築ビルは主に教室から成り、宣教師が世界の伝道地に赴任する前に訓練を受ける場所となる。完成すれば、プロボMTCは一度に長老、姉妹、シニア宣教師3,700人に対し訓練を施すことが可能となる。
新築6階建てビル2棟、大きくなったアウトドアのスペース、そして地下の駐車場は、市の地域計画の基準を満たすものである。新築ビルはガラスの外装を多用し、自然光を取り入れることでMTCと周りのエリアの間に広々とした解放感を味わえるように工夫された。大きな会議室、研修室、建物内外の学習エリアのすべては、宣教師の訓練をより効率的に行えるようにデザインされたものである。

将来的には、キャンパスにある古いトレーニング棟を壊して緑のスペースの増設や、宣教師たちが到着したときに歓迎する場所としてMTCに新しい玄関を作るなどが考えられている。
ユタ州プロボのブリガムヤング大学キャンパスの北側に位置する宣教師訓練センター(MTC)の空中写真。現存のMTCの隣に新築ビルの完成予想図を加えた。ワサッチ山脈の下にユタ州プロボ神殿が見える。 2017 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved. | 1 / 26 |
既存の居住施設は、収容人数の増加、機械および水道光熱関連システムの最新化、風景の美化、居住空間の改善のためにリフォームが行われた。