650人以上のガーナ人が必要な医療を受けることができた。これは、ガーナの子どもと家族を支援する施設であるGhana Make a Difference、ガーナ医療サービス、GRAFT財団、CAFとLDSによる世界人道支援遠征隊(CAF & LDS World Travel Humanitarian Expeditions)、そして末日聖徒イエス・キリスト教会の人道支援部門であるLDS慈善事業団のパートナーシップを通して可能になったことである。
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42人の米国人医師らが時間と専門技術を捧げたおかげで、外科手術、内科・歯科診療を行い、ガーナ人患者が危機的な状態から脱することができた。米国人らの外科チームはガーナ医療チームと協力し、トレーニングを提供、また手術室では執刀中に励ましの声掛けなどを行った。
整形外科、足病治療、形成外科、歯科、泌尿器科、眼科、麻酔科の専門医が、ウィネバ外傷・専門医病院で5日間を過ごし、300件の歯科治療、300件の検眼、そして50件以上の大きな外科手術を終えた。
視力測定、白内障治療、眼鏡の提供などが行われ、視力の改善および回復がなされた。
歯科治療としては抜歯や虫歯に詰め物を入れる治療などが行われた。また患者には歯ブラシ、歯磨き粉など歯科衛生に必要な物をまとめたキットが提供された。
整形外科、足病、形成外科、泌尿器科などの治療を必要とする50人以上の患者がスクリーニングを受け外科手技のために備えられた。医療チームが執刀した5日間、日の出から夜中2時まで手術室では絶え間なく手術が行われた。
術後にも自宅で継続してセルフケアを行えるように、患者には絆創膏、消毒薬、スポンジ、ベッド用シーツなどが含まれた術後用キットが渡された。このキットは米国の末日聖徒によって用意されたものである。キットとは別に、ウィネバの病院の手術室で使用された手術用機器は、機器会社から無償提供された。
2017年3月7日、忙しい1日の始まりを前にボランティアたちが早朝のディボーショナル・ミーティングのためにウィネバ近隣にあるケア施設Ghana Make a Differenceに集まった。今回の支援活動を企画したダグ・モーアンがボランティアに向かい「皆さんがいるこの光景は素晴らしいものです。人道支援は神の業です。救い主は皆さんがここガーナでその業に携わっていることをご存知です」と語った。
末日聖徒イエス・キリスト教会のアフリカ西地域会長のテレンス・ヴィンソン長老は医療チームに向けて「皆さんは素晴らしい人々です。時間と費用を捧げてガーナに来てくださいました。神様は皆さんの献身的な奉仕をご存知です。わたしたちが真に神を愛するとき、彼のような特質を得るのです」と語った。
「西アフリカの美しい景色は皆さんの心をつかむことでしょう。この国に来れば、この国の国民を愛さずにはいられなくなるでしょう。」とヴィンソン長老は続けて述べた。
米国人医師帰国後は、彼らとともに働いたガーナ人医師が継続して患者ケアを行う。米国人医師たちは5月に再びガーナを訪れ、現地医師および外科治療を受けた患者に対するフォローアップにあたる。