ニュースリリース

埼玉県赤十字血液センターと協力し命をつなぐお手伝い

 

2020年9月12日、さいたまステークステークセンターの駐車場に献血バスが設置され、7度目の献血活動が行われた。

さいたまステークでは過去6年間に渡り、埼玉赤十字血液センターと協力し毎年献血活動をしている。今年は新型コロナ感染の懸念もありステークで献血活動を担当している興津勲兄弟が献血センターとの調整役となり、ステーク神権役員と共に慎重な決断と計画によって実行された。

日本赤十字社によって運営されている献血センターは新型コロナウィルス感染の影響と度重なる自然災害のために、現在東日本大地震の被災後の状況より更に血液が不足している状況であり埼玉血液センターから、九州の台風による被災地や感染者数の多い東京都内に血液が送られてる。

献血センターの職員により新型コロナウィルスの影響により遠方で自然災害の被災地にボランティアとして参加するのは難しいが、地元で献血活動に参加する事により常時持病のため輸血を必要とされている方々だけでなく、被災地の方々のお役にも立つ事ができるという説明を受け、規模を縮小してでも協力して欲しいという希望に応え、今までバス2台だった所を1台のみにし、混雑を避けるために事前予約制の形をとり、献血活動は政府の非常事態宣言時には活動規制の対象外とされているが教会側の方針で建物や敷地を使えなくなってしまった場合は事前予約をした人達は県内の血液センターで献血を行うという事で計画が進められた。

また、献血バス、受付、問診、診察それぞれの場所に置いて新型コロナ感染予防対策が施され過去に献血によって感染者が出ていない事、また献血の後に感染が確認された場合の対処など確認と調整が入念に話し合われた。

当日午前8時に献血バスが教会の敷地に到着し、献血センター職員とボランティアによって会場が設営され、9時から献血活動が始まった。青少年と指導者が受付を担当し、若い女性のボランティアによって来場者に配られるクッキーなどが用意された。

献血には午前9時から3時半までに88名が問診と血液検査を受けそのうち65名が献血した。献血活動に参加した大学生の姉妹は「先週、証会である姉妹が献血についてのお話しを聞き軽い気持ちでやってみようと思って参加しました。これで誰かの助けになる事ができるのは嬉しい」30代の兄弟は「教会で定期的に行われているので参加しやすい。痛いし血も減るので毎回直前まで不安ですが、終わった後にはいつも良い気持ちがします。」

また、献血前の血液検査の結果で貧血があるという事がわかり、献血を受ける事ができなかった50代の姉妹は「献血に来てこの様な結果が出て献血できなかったのは初めてです。今回献血できなかったのは残念なのですが、貧血がある事がわかり今後対処できるのでよかったです。」などの感想があった。

さいたまステーク会長工藤雅道会長は「新型コロナウィルスの感染が懸念される中、どのくらいの方々が来てくださるか心配でしたが、多くの方々が参加してくださいました。感染予防対策を行い小さな規模で行いましたが、それでもできる範囲で行う事ができてよかったです。オフラインでステークの会員の方々とお会いする事ができとても嬉しかったです。」と語っている。

教会外からの献血の協力者の人数は予想を超え近隣に在住のかたも教会のフェンスに貼ってあるポスターを見たり、献血センターからのハガキやラブラッドと言う献血WEB会員サービスから来た協力要請メールを見て14人が自ら教会に足を運び共に献血活動に参加した。

教会福祉自立支援サービスの助けを得て「新型コロナウィルス感染予防支援プロジェクト」として9月11日に献血センターに送られた空気清浄機には、献血センターの職員により「末日聖徒イエス・キリスト教会寄贈」というシールが貼られ献血会場で使われていた。

会場の至る所で、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員、献血センターの職員、献血に参加した教会外の人達の間にお互いを労り敬意を示す美しい光景が見られた。

「協力」の「協」の漢字は十字架に3つの「力」が寄り添ってできている。この献血活動は、まさにこの文字が表すように末日聖徒イエス・キリスト教会員、日本赤十字職員、地域の住民の力がさいたまステークセンターに集結し行われた。

この活動の中心になって奉仕した興津勲兄弟、留美姉妹は「毎年、献血センターの方々は教会の協力について感謝してくださり、今年も同じ様に言ってくださいましたが、この機会を通して日本赤十字献血センターの方々は様々なリスクがある状況の中で人の命を救うために毎日お仕事されているがわかり感謝の気持ちでいっぱいです。コロナ禍の影響下で教会で献血を行うことは果たして是なのか非なのか正直数か月前まで揺れに揺れて開催自体も危うい状況でしたが、実際に行ってよいことだらけになって本当に良かったと胸をなでおろしているところです。献血は命を直接救うボランティアと言うかなり特殊な活動ではありますが、日赤さんと行うことで教会員ではない方々が「教会に足を運ぶ」と言うハードルがかなり低くなると感じました。」と語った。

【献血の必要性】

献血で採血された血液は様々な検査を経て輸血用の血液製剤と言うものになります。大きな手術等でも使用されますが、7 割 以上はガンの患者さんのために使用されます。全国では 1 日に約 3000 人の患者さんが命をつなぐために輸血の提供を待ってい ると言われています。医療技術が発達した現代でも血液を人工的に作り出すことができません。献血によって血液を集める以外に 方法がない状況です。コロナ禍であっても、血液の提供を待つ患者さんの数は減ることはありません。今年はコロナ禍の影響で献血 の受け入れを予定していた団体、イベント先などからのキャンセルが相次ぎ献血がほぼできない状況に陥り、関東甲信越だけでも 7 月の時点で目標より約 1 万人分の血液が足らなくなり、輸血用血液の在庫に影響が出始めている地域もあります。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.