- 200人を超える参加者を集めた堺ステーク主催の家族歴史フェア。
- 槇廣誠賢住職と鬼頭龍子姉妹。
- (左から) ベイツ長老、鬼頭龍子姉妹、槇廣住職、ベイツ姉妹、小杉兄弟。
- 中野道子姉妹(写真左)桝井正義氏 (写真中央) 中野正之兄弟(写真右)。
- 札幌ステーク神殿家族歴史相談員の尾崎文之兄弟も。
- (左から) 望月兄弟、堀口市議会議員、大谷会長。
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- 杉本美智子姉妹
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2019年3月9日、日本家系図学会主催で、親と子の絆を強くする会・ファミリーサーチとの協賛により、家族歴史フェアが大阪堺ステークセンターにて開催された。200人を超える地元コミュニティーや教会員が参加し、家族歴史の重要性と先祖探求に役立つ方法が紹介された。会場には多数の展示品も準備された。このイベントには、ゲストスピーカーとして高野山総本山金剛峰寺管長の元秘書で現在弥勒山福王寺住職の槇廣誠賢氏、放送大学京都学習センターの桝井正善氏が参加し、札幌ステーク神殿家族歴史相談員の尾崎文之兄弟も最終話者として家族歴史探求における経験談を述べた。堺、大阪、大阪北、神戸、京都各ステークからも参加があり、岡山ステークの今井会長も参加した。泉南市の堀口和弘市議会議員も堺ステークの大谷会長に伴われフェアに参加した。
「すべての人には、この地球上に生きている理由があります」と槇廣誠賢住職は述べた。高野山で寺院の記録研究に携わる役割を受けていたことから、家族歴史への興味が湧いたという槇廣住職は「わたしは先祖から学ぶことができたことに感謝しています」とも語った。また高野山で勉学に励む間、人と話す機会はあまりなかったものの、その後コミュニケーションの大切さを学んだといい、争いを生み出すのではなく、解決することがわたしたちの務めであるとした。家族歴史を探求すると、自分の先祖が偉大な人々であったことを発見する人もいる一方、そうでない人もいる。ファミリーサーチは、以前に高野山の各宿坊が所有した檀戒帳と呼ばれる宿坊記録の一部をマイクロフィルムに収めたことがあった。
桝井氏は、ファミリーサーチは家族の系図だけでなく歴史自体を残すうえで大変便利なツールであるとし、活用は大変有効であると説明し、「わたしたちみんなはご先祖様から命をいただきました。みんなが家族という祝福を受けています。子孫に遺産と最高の思い出について記録を残すことが大切です」と述べた。桝井氏はファミリーサーチにアップロードした自身の写真、物語を示しながら、プレゼンテーションを行った。
「天父はわたしたちを祝福してくださいます。この業は神秘的なものかもしれませんが、大切です」と札幌ステークの神殿家族歴史相談員の尾崎文之兄弟が伝えた。古い記録にまでさかのぼった先祖の探求、そして親戚を探すために地方を旅し、そこで行った家族の情報交換についての話は出席者を鼓舞するものであった。
また、会場に設営された体験学習コーナーも訪問者で盛況となった。日本家系図学会コーナーでは、学会紹介ビデオが放映され、研究論文要旨『姓氏と家系』1号~20号の展示と家族歴史講座『あなたにもできる家系図作成』用教材(132枚のPPT)がビデオで紹介された。ファミリーサーチの組織・機能・グラナイトマウンテン記録保管庫そして家族歴史図書館などに関しても、『系図探求を支援するファミリーサーチの紹介』ビデオ(日本語ナレーション入り)で放映された。