ニュースリリース

市民結婚した夫婦もすぐに神殿結婚することが可能に

新しい方針により世界的な単一標準が定まる

      

2019年5月6日(月)、末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会は、男性と女性が市民結婚式を挙げた場合、神殿で結婚式を挙げる(結び固めを受ける)ために、1年間待つ必要がなくなったことを発表した。この変更によって、末日聖徒の夫婦は状況が許せばすぐに神殿結婚することができるようになる。

この新しい方針は世界中の末日聖徒に共通の単一標準を定めるものである。教会は、教会が存在する国々の半数以上においてすでに何年にもわたりこれを行ってきた。それは、それらの国々ではまず市民結婚することが法律で定められているからであった。

世界中の指導者に向けて書かれた大管長会からの手紙では「可能であれば、指導者はカップルに神殿結婚して結び固めを受けるように励ますべきです。神殿での結婚を正式な結婚と認めていない国にいる場合、あるいは神殿結婚が両親や近親者に疎外感を与える場合、市民的な結婚式を行ってから神殿での結び固めを受けることが認められることになりました」と伝えられた。また同手紙には「この方針変更は、神殿の結び固めの重要性をないがしろにするものと捉えられるべきではありません。夫と妻が神殿で受ける結び固めは永遠に続き、聖約を守る者として歩むべき道において受けられる最高の経験の一つです」とも記されている。

教会のスポークスウーマンであるスペイン・マドリッドのアイリーン・カソは、この新しい方針に関する自身の経験とそれから受けた喜びを分かち合い、次のように語った。「2005年、わたしと夫は結婚しました。12月15日の午後に市役所で素晴らしい市民結婚式を挙げました。同日、結婚式後にスペイン・マドリッド神殿でよりこじんまりとした集まりの中で結び固めを受けました。神殿に行った後、わたしたちは音楽とダンスで結婚をお祝いしました。私の身近な家族や友人のほとんどは教会員ではありませんので、市民結婚式を行い、そこに彼らを招くことができたことで、彼らと一緒に結婚を祝うことができ、特別な日にすることができました。きょう発表された方針の変更によって、わたしと同じように記念すべきおめでたい結婚式が世界中の多くの教会員家族にもたらされることでしょう。」

教会は市民結婚式を簡素で威厳あるものとするようにと伝えている。カップルは教会の礼拝堂を結婚式場として使用することができる。世界のどこに住んでいようと神殿の結び固めは、結婚の中心にあるべきものとして認識すべきであり、夫婦が新しい生活を始めるにあたり霊的な基盤を与えるものとなる。

新しくバプテスマを受けたばかりの末日聖徒は、今まで通り確認の儀式を受けてから1年間待った後に神殿結婚ができるようになる。これは、新しい改宗者が神殿と聖餐、そして神殿で行われる儀式の神聖さについて学ぶことを含めて、自分の信仰についてより理解を深められるようにと、教会が長年方針として行って来たことである。

バプテスマ後の1年間、新会員は限定神殿推薦状を入手し、神殿でバプテスマを受けることで奉仕するように励まされる。またこの間、新会員は神殿で儀式を受けられるように自身の先祖について学びその名前を記録することが奨励されている。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.