ユタ州ソルトレークシティに本部を置く末日聖徒イエス・キリスト教会は、ミズーリ州インディペンデンスにあるコミュニティ・オブ・クライストからモルモン書の印刷用原稿を購入した。末日聖徒らはモルモン書を宗教の要石として、そして聖書と同じようにイエス・キリストを証しする書物として大切にしている。
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教会歴史家兼レコーダーであるスティーブン・E・スノー長老は、「わたしたちはモルモン書を聖書と同様に神聖な書物として扱っています。イリノイ州ノーブーにあった1つの礎石の中に口述筆記されたモルモン書の原稿が数十年にわたり保存されていたのが前に見つかっていましたが、その内容はモルモン書全体のわずか28%ほどをカバーするものでしかありませんでした。今回の原稿はモルモン書のテキストとして筆記されたもののうち一番古いもので、モルモン書全体の約72%をカバーするものです」と述べた。
スノー長老は、100年以上にわたりコミュニティ・オブ・クライストによって原稿が大切に保管されていたことに感謝を表すると同時に、末日聖徒イエス・キリスト教会にとって宝であるこの文書を購入するために必要な資金を惜しみなく寄付してくださった人々に対しても感謝の意を表した。
印刷用原稿のすべてはジョセフ・スミス・ペーパーズ・プロジェクトの一部として2015年に発行され、ジョセフ・スミス・ペーパーズの第3巻「啓示と翻訳」の中に掲載されている。将来的には、原稿のすべてをデジタル画像にしてjosephsmithpapers.orgのサイトに掲載される予定である。
教会歴史図書館で原稿を数カ月後に一般公開するための計画が現在進んでいる。