末日聖徒イエス・キリスト教会は,ペンシルベニア州サスケハナ郡北部にあるオークランド郡区にある史跡を改修する工事を行っている。以前はハーモニーと呼ばれていたその場所は,教会の創立者ジョセフ・スミスがモルモン書の大部分を翻訳し,神権が回復された場所としてモルモンの間で信じられている。
今日,ユタ州プロボ市にあるLDS映画撮影スタジオへの特別訪問の中で,現在改修中の史跡の内覧会がメディア向けに実施された。その中で,建設中の新しい訪問者センターで上映される特集映画の試写会も行われた。史跡には,ジョセフ・スミスの妻エマ・スミスの両親,アイザック・ヘイルとエリザベス・ヘイルの家を復元した建物も含まれる。
ジョセフ・スミスと書記を務めていたオリバー・カウドリは,現場近くのサスケハナ川のほとりを訪れ,互いにバプテスマを施した。忠実な教会員は,二人がこの史跡でバプテスマのヨハネという天使からアロン神権を授けられたと信じている。
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Temple Square is always beautiful in the springtime. Gardeners work to prepare the ground for General Conference. © 2012 Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved. | 1 / 2 |
この復元工事は教会宣教師管理部と教会歴史部の合同事業である。
「新しい史跡の工事が行われることは,教会の視点では非常に重要な意味があります。回復に関連ある史跡の中で,まだ完全に復元されていない最後の史跡だからです」と宣教師管理部実務運営ディレクターのスティーブン・アレンは語る。
同史跡には,教会の初期の時代にジョセフとエマが住んでいた小屋のレプリカも建てられる。末日聖徒のもう一つの聖典である教義と聖約の初めの数章も,この場所で授けられた。
「地理的な所在地に関して言えば,今までで一番複雑で難しく,ややこしい現場かもしれません」と教会歴史部実務運営ディレクターのライド・ニールソンは言う。ニールソンによれば,サスケハナ川と鉄道の線路,そして現在改修中の主要な幹線道路である国道171号線によって工事が複雑になったのである。道路の改修工事は今秋完了する。
荒天の際に訪れた見学者は,集会所と訪問者センターからそれぞれの場所を見ることができる。
改修工事の完了後に新しい訪問者センターで上映され,訪問体験の一部となる22分間の映画がLDS映画撮影スタジオで撮影中である。「この映画は,オリバー・カウドリの目を通してモルモン書が翻訳されるまでの経緯を物語ります。オリバーは最終的に同書の筆記者となった人物です」とアレンは言う。
サスケハナ史跡は2015年の晩夏または早秋に完成する予定である。