ニュースリリース

日本東京神殿別館が奉献される

来たるべき東京神殿奉献へと向かう足がかりとして

 


まだ寒さの厳しい2021年1月10日の日曜日の午後遅く、末日聖徒イエス・キリスト教会 日本東京神殿別館の奉献式が、東京神殿に先んじて執り行われた。

 

これまで神殿別館として親しまれてきた建物は、1980年の東京神殿奉献時にプレハブハウスとしてスタートした。日本宣教師訓練センター(JMTC)の宿舎として使われ、遠方から神殿に参入する人々のための宿泊所にもなった。

1986年には地下1階,地上3階の建物が奉献され、東京神殿の大規模改修に伴い2017年に取り崩されるまで、多くの会員に親しまれ、その役割を果たしてきた。その東京神殿別館が2021年1月10日、機能を拡充し、装いを新たに生まれ変わる。

 

この度完成した神殿別館は、かつての別館と駐車場であった土地の全てを使って建てられた広大な建築物である。 地下1階と地下2階に駐車場が設けられ、地下1階には到着センターと神殿参入者宿舎、家族歴史センター、ブック・ガーメントセンターを備える。 地上の正面玄関から階段を数段降りた半地下の高さに1階部分があり、レセプションエリアと、最大5つのユニットが共同で使用できる集会所がある。1、2階吹き抜けの広大な礼拝堂と多目的ホール、多数の教室を備える。現時点では東京南ステークと東京第一ワード、東京第二ワード(これらは英語ユニット)、また渋谷ワード(日本語ユニット)が使用する。2階部分にも同様に教室があり、一部の区画は伝道本部オフィスとして使われる。3階の一部区画はステーク会長会やビショップリックの部屋となる。 その他の3階部分と4階はアジア北地域エリアオフィスとして使われる。これまで東京メトロ日比谷線広尾駅直上にあった旧地域管理本部の各部署は、昨年末にこの建物へ移転した。

 

1月10日の奉献式にはアジア北地域会長会の和田貴志会長、第一顧問のジェームズ・R・ラズバンド長老、第二顧問のジョン・A・マキューン長老が出席した。和田会長の管理の下、司会はマキューン長老が行った。感染症拡散の状況を踏まえて有人による内覧はせず、建物内の各部屋の画像を礼拝堂で映し出した。

 

ラズバンド長老はお話の中で、「この新しい建物は『神殿別館(temple annex)』と呼ばれます。 『annex』 とは通常、二次的に重要な建物を指しますが、さらに大きく重要な建物を支え、サポートする役割を担います。礼拝堂、アジア北地域エリアオフィスにおける業務、新しいウェルカムセンター、神殿参入者用宿泊施設、そして駐車場までも含む、この建物のなかで行われるすべての活動が、イスラエルの集合という大きな目的を支え仕える建物であると理解されるよう望みます」と話した。

 

また、十二使徒定員会のゲレット・W・ゴング長老からもビデオメッセージの祝辞が届いた。「東京神殿別館の奉献式には、二つの祝福があります。まず、別館が完成することで、別館の中で行われる運営、会議、活動が奉献された空間で行われるようになります。第二に、今日の奉献式以降、来るべき東京神殿の奉献の日に向かって完全に集中することができるようになります……この場所自体が奉献されるだけでなく、この奉献式は、私たち自身、私たちの信仰、そして努力を奉献する機会となります」とゴング長老は述べた。

 

奉献の祈りをささげた和田長老は、祈りの中で、「この建物の眺めが聖なる東京神殿の眺望を高め、教会員でない方々を含む地域社会の方々全体の祝福となり、大切なランドマークとなることを祈ります。この建物へ訪問する方々が特別な印象を受け、建物に入り歓迎され、愛されていると感じることができるよう祈ります……また、東京神殿が再度開かれる際には、私たちが祝福に与るにふさわしいものでありますよう祈ります。本日が、私たちにとって神様の福音へ忠実である決心をする日といたします。私たちの子供、青少年が神殿に参入するためにふさわしいものとなり、聖なる儀式を受け、それらを育む決心ができますよう祝福してください」と御父に願い求めた。

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