ニュースリリース

末日聖徒チャリティーズが,アメリカ赤十字社よりパートナーシップアワードを受賞する

教会と赤十字社のパートナーシップは1800年代後半にさかのぼる

末日聖徒イエス・キリスト教会の人道支援組織である末日聖徒チャリティーズは,アメリカ赤十字社より2020年度のパートナーシップアワードを受賞した。

 

アメリカ赤十字社の会長でありCEOであるゲイル・J・マクガバーン氏はこう語った。「毎年卓越したパートナーに賞を贈らせていただいていますが,パートナーとして,教会ほどすばらしいパートナーを考えられませんでした。」同氏は,2020年3月4日,ワシントンD.C.の赤十字社本部で行われたアワードの晩餐会で賞を贈呈した。

「考えてみると,わたしたちの使命は似通っています。どちらも人の苦しみを軽減しようとしています。」

管理ビショップであるジェラルド・コセーは,この国の首都に立ち,教会が行った寄付とボランティア活動に対して贈られた名誉ある賞を,教会の代表として受け取った。「赤十字社と協力して人々に貢献し援助した多くの教会員を代表してここに立っていることを幸せに思います。」彼とともに同行したのは,末日聖徒チャリティーズの会長であり,中央扶助協会第一顧問であるシャロン・ユーバンク姉妹である。

コセービショップはさらに続けた。「わたしたちは4年間にわたり,様々な分野で約700万ドルを寄付してきましたが,最も大切なのはドルの額ではありません。大切なのは会員たちがささげた時間なのです。」

                          

ボランティア活動

ビショップはさらにこう述べた。「わたしは非常に多くの災害現場で活動してきました。人々はヘルピングハンズを知っていて,教会の会員が集結し,協力し,ともに働くのを見るのが好きです。」

また,ユーバンク姉妹はこう語った。「このパートナーシップは恐らく合衆国において最も大事なパートナーシップではないでしょうか。互いに共通した価値観を持ち,緊急時に対応し,現地にいち早く乗り込み,ボランティア活動,献血活動など,もろもろの働きを行っています。わたしたちは,苦しんでいるコミュニティに助けの手を差し伸べようとするときに,お互いの仕事が重なっていて何度も出会います。」

末日聖徒チャリティーズは,赤十字社に最大の献血を提供しているスポンサーだ。昨年は, 国内の至る所の教会集会所で66,000人以上の人々が腕をまくって献血を行った。

マクガバーン氏はこう付け加えた。「教会は,災害対応であろうと,献血事業であろうと,常に立ち上がって援助してくれます。教会は,わたしたちが必要とするときにいつもそこにいてくれます。いつも進み出て,助けが必要な人々を援助してくれるのです。だからこそ,わたしたちの関係が特別なものになっているのです。」それに対して,コセービショップはこう説明した。「わたしたちは神を愛するために,二つの大きな戒めを実践しています。神を愛しているので,わたしたちの隣人を愛するのです。これは周囲の人々が理解し認めるところとなっています。」

赤十字社とのパートナーシップ

教会は,アメリカ赤十字社と1世紀以上にわたって協力関係を結んできました。教会歴史家たちが,互いの組織の指導者たちが通信した記録を調査すると,それは1898年にまでさかのぼることが分かりました。

ユーバンク姉妹はこう述べた。「わたしは,クララ・バートンと扶助協会の先任者であるエメリン・B・ウェルズが1890年代後半に対話を開始し,ボランティア活動や彼らができることについて話しあったことを知ってショックを受けました。ソルトレーク・シティーで[赤十字社]との章を始めたのはエメリン・ウェルズだったのです。スペイン・アメリカ戦争が勃発し,電車に乗り込む兵士たちを慰めるためにキットを贈ろうとしたのがきっかけでした。」

マクガバーン氏はこう語った。「わたしは『長命』という言葉に注目しています。わたしたちは実際にクララ・バートンが教会に送った手紙を発見したのです。」

続けて「わたしはこの関係に深く感謝しています。それはわたしたちを新たな高みへと導きました。末日聖徒イエス・キリスト教会とともに働くことは特権です。」と語った。

コセービショップはこう述べた。「問題が起こっている現場にいつも存在するアメリカ赤十字社や赤十字社のチームがいなかったならば,わたしは,国内のどこにも,あるいは世界中のほとんどの場所に,行くことはできないと思います。」

彼は,ボランティアが可能な奉仕の機会を見つけるのは簡単だと述べた。「「モバイルアプリでJustServeにアクセスすると,アメリカ赤十字社だけでなく,ほかの多くの人道支援組織のあらゆる種類のプロジェクトが見つかります。」

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