ニュースリリース

沖縄ステーク,地域と調和して新しいステークセンターの完成を祝う

2019年7月20日,新たに完成した沖縄ステークセンターにおいて,沖縄ステークの教会員および地域住民を招待したインスピレーショナルなコンサートが開かれた。教会の新しい電子オルガンを使った,稲木真司兄弟による感動的な音楽の演奏によって幕が開いたコンサート。稲木兄弟の演奏に続いては,沖縄ステーク所属,あるいは同ステークにゆかりのある5人の若い音楽家が登壇した。彼らはそれぞれ県内外の音楽コンクールで受賞歴があり,その演奏は聴衆を惹きつけるものだった。

「感動した」と語り,称賛して頭を下げるのは,沖縄で音楽の教師として教鞭をとっていた當山邦子さんで教会の友人の誘いでコンサートに来た。彼女は,ピアノ独奏を行った宮良孫仔,新垣結菜,平良 詩,津嘉山理子,そしてバスリコーダー演奏を行った川満 萌の演奏に感動したという。また,彼らの言語学習の能力についてこのように感じたそうだ。「日本人の子供たちは言葉について慎重に考えなければなりません。漢字を学び,その意味を見いださなければならない。彼らは音楽を学び,その意味合いを見いだしたのだと思います。」

聴衆は,コンサートのために特別に招待された沖縄男声合唱団の重厚なハーモニーに酔いしれ、沖縄交響楽団有志やOBによって編成されたオーケストラによる演奏の数々に魅了された。また、平良久兄弟の指揮による沖縄ステーク合同聖歌隊とオーケストラはヘンデルの“メサイア”から数曲披露した。

ステーク会長会の大城清剛会長は,このイベントの計画の一助を担った。「新しい教会堂の完成を祝うための計画は8ヶ月前から始まりました。コンサートは,主の愛と,ともに集う喜びを感じられる機会を多くの人々にもたらしました。」大城会長は特にメサイアに心動かされたと語る。「メサイアは誰からも愛されています。彼らは毎年クリスマスの時期に米軍人地方部の会員と合同でメサイアを演奏しています。」と付け加える。

「オーケストラのメンバーは教会員ではありませんがコンサートの練習は教会で行われます。彼らは教会に来て練習したり、教会のコンサートに参加するたびに他では味わえない温かさや喜びを感じています。」と指揮者である平良兄弟は微笑む。「わたしたちは何年も一緒に演奏しているので,強い絆があります。オーケストラメンバーは教会に対して深い敬意を抱いています。彼らはわたしたちに理解があり,わたしたちも彼らを理解している。そのことを喜んでいます。」

また、約40名のメンバーからなる沖縄男声合唱団の中で唯一の教会員でもある平良 久兄弟は,「今回初めて彼らを教会に招待しましたが、聴衆の殆どは初めて聴く男声合唱の魅力に圧倒され、演奏後は拍手が鳴りやみませんでした。招待した団員たちは新しい教会の建物の美しさに目を奪われ、会員のもてなしや温かい会場の雰囲気に感動していました」と語った。

與座宏章ステーク会長は、コンサートを開催することを喜んでいた人々の一人であった。 「教会のメンバーとコミュニティは一緒に座って一緒に音楽を楽しみました。新しい教会の建物で神の祝福を味わうことができて嬉しいです。これが多くの交流の最初の機会になることを願っています。」

大城あかり姉妹と大城てるの姉妹は,司会者の役割を任されたとき,驚きとともに興奮したという。あかり姉妹は演奏の数々に大変感動していた。「コンサートの間,皆がイエス・キリストの愛を感じました。教会員ではない方もです。音楽を通して主の愛を感じることができます。」

「音楽によって良い感情に満たされました。」てるの姉妹はそう表現する。「演奏したくなりました。」

「このプログラムが神様に祝福されていることを強く感じました。」そう語るのは聖歌隊メンバーの喜瀬愛梨姉妹である。「コンサートに出席できたこと,この聖歌隊の一員になれたことを嬉しく思います。」

おおよそ445名の出席があり,礼拝堂と予備会場は満席となった。出席者の30%は別の宗教の方々であった。山下和彦長老,山下田鶴子姉妹,地域七十人の永友裕長老、永友栄子姉妹、福岡伝道部のスペンサー・マック伝道部会長とジェーン・マック姉妹,沖縄軍人地方部のウィル・ジェンセン地方部会長と妻のカルメン姉妹,福岡伝道部で奉仕する夫婦宣教師のグラハム・カウリー長老とシャロン・カウリー姉妹も聴衆の中にいた。福岡伝道部で奉仕する教会の宣教師が扉に立って参加者らにあいさつをし,展示物の説明を行ったり,指示や説明を提供したり,ピアノなどステージで使用する機器やマイクロフォンの移動を終始行った。

コンサートの成功は,熱心に練習してきたステーク聖歌隊メンバーの熱意と、オーケストラメンバーや沖縄男声合唱団の惜しみない協力によるものだった。コンサートは十分に計画、準備し、宣伝され,ステーク内の教会員は自信を持って教会を紹介するために友人や家族を招いたのである。

當山さんと友人の森田真理子さんは,親友である平良伸子姉妹の誘いを受けて,ピアノ独奏した平良 詩の演奏を聴きにやって来た。詩は伸子姉妹の孫娘である。末日聖徒イエス・キリスト教会の教会堂の中へ入るのは二人とも初めてだった。「皆さんがわたしたちを歓迎してくださるのでとても驚きました。皆さんがあいさつしてくださいました。自分の居場所のように感じました。」二人の女性は,新しい三階建てのステークセンターの壮麗さに感謝していた。

コンサートの意味するところや,様々な宗教や地域から集まった人々と会って音楽を楽しむ機会について當山さんに尋ねると,このような答えが返ってきた。「コンサートは素晴らしいものでした。一同に会し,音楽の魂を感じ,そこから学ぶ機会を皆に与えました。安らぎを感じました。音楽のハーモニーのように,わたしたちの内にある平安を促す機会を与えるでしょう。」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.