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By R・スコット・テイラー(チャーチニュース)
2020年4月の総大会において末日聖徒イエス・キリスト教会は、年末までに鍬入れ式または建設工事が開始される神殿は18になるであろうと発表した。2020年10月の総大会の報告では、その数は20に増えていた。
しかし、すべてが予定通りに進めば、2020年に鍬入れ式または建設工事開始となる神殿の数は21になるという。これは1年間の鍬入れ式の総数としては、ゴードン・B・ヒンクレー大管長が2000年末までに神殿の総数を100にすることを掲げていた20世紀後期に達成された1999年の32件に次ぎ、2番目に多い数字となる。
2020年の数字としては21となるが、実際の鍬入れ式は9カ月間に行われている。これは今年最初の鍬入れ式が行われたのは4月中旬(4月11日のバージニア州リッチモンド神殿)であったことによる。
また2020年の21神殿のうちの半数以上(正確には12神殿)は、今年の残り2カ月余りの間に鍬入れ式が行われる予定となっている。
最近行われたワシントン州モーセレークの鍬入れ式は今年9番目となる。今月末に予定されているユタ州テイラーズビル神殿を皮切りに、今後も教会は米国3州で12件、その他の国々で7件の神殿の鍬入れ式を予定しており、2020年中の鍬入れ式の数は合計21件となる。
2020年に鍬入れ式が行われた(または行われる)神殿のリストは以下の通り:
新型コロナウイルスによるパンデミックの中に発表されたその他の鍬入れ式と同様に、今年中に行われる鍬入れ式への参加も招待状を持った人のみが可能となり、開催日も発表されておらず、地元政府のソーシャルディスタンスのガイドラインに従って行われる。
パンデミック対策として感染予防策とソーシャルディスタンスの確保などの規制が求められるようになってから、神殿のオープンハウスと奉献式は保留状態にあり、またすべての神殿が閉鎖され、限定的および段階的な再開が行われている。一方で、神殿建設と改修工事は世界中で進んでいる。
21の神殿のうち3つ (フィリピン・アラバン神殿、ブラジル・ブラジリア神殿、ジンバブエ・ハラレ神殿)を除いてすべてが、教会の大管長となって3年目となるラッセル・M・ネルソン大管長によって、過去6回の総大会の中で発表された。
2020年の鍬入れ式は、米国の6州および5大陸の10か国で行われることになる。その中には、フィリピンとアルゼンチンのそれぞれに2つずつとユタ州に4つの神殿が含まれる。
現在、教会には奉献された神殿が168あり、そのうち8神殿は大規模改修工事のために閉鎖中である。建設工事中の23件、またはすでに建設が発表され現在さまざまな段階にある40の神殿を含めると、教会の神殿数は合計231となる。
現在建設中の23神殿には、建設が完了しオープンハウスと奉献式が予定されていたにもかかわらず、パンデミックのためにそれらが延期されているカナダ・マニトバ州ウィニペグ神殿とブラジル・リオデジャネイロ神殿や、10月10日に鍬入れ式が済んだばかりの最新のワシントン州モーゼスレーク神殿も含まれている。
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