生涯を通じてイエス・キリストへの信仰を保つ秘訣は何であろうか? 2021年9月14日(火)の午前、ブリガム・ヤング大学のマリオットセンターで開催されたディボーショナルにおいて、十二使徒定員のデール・G・レンランド長老は「キリストの教義に従うことが鍵となる」と話した。
レンランド長老は、「これは一度きりのことではなく、わたしたちは生涯を通じて、聖約の道を歩み、教義が教える特定の事柄を行うように招かれています」と強調した。
そのようにすると決意することが必要条件であることは、フィンランド語の「シス」という言葉に表されているという。
父親がフィンランド西部出身であるレンランド長老は、「『シス』は、ストイックな決意、目的に向かった粘り強さ、レジリエンス、そして忍耐力です。そして、『シス』は根性、決意、大きな試練または苦難の直面したときに振り絞る勇気に表れる特徴を表現する言葉です。『シス』を有している人は、自分の取るべき道を決めたら、何があってもその道から反れることなく、前に進む人です」と述べた。
キリストの教義または福音は、世の救い主に対する信仰、悔い改め、バプテスマ、聖霊の賜物を受けることで成り立つ。信仰を育てるためには、キリストの弟子たちは生涯を通してこの教義のさまざまな側面を「何度も繰り返して」生きることが必要である。これは聖典において、終わりまで耐え忍ぶと言われている概念である。
「繰り返しというのは、生涯を通してわたしたちはこの教義の要素とのサイクルを何度も経験するということです。何度もというのは、わたしたちは各サイクルで変わり、より良い自分に変化するということです」とレンランド長老は語った。そして、「わたしたちはこのサイクルを繰り返し経験するものの、メリーゴーランドのように同じ場所で回っているのではありません。キリストの教義の要素を経験しながら、わたしたちは上向きのスパイラル上で回っているのです。上昇すれば新しい視野が加わり、わたしたちはより一層救い主に近づくことができます。そして、やがては天父が持つすべてを受け継ぐ子どもとして、天父のもとに戻るのです」と続けた。
レンランド長老は学生や教員に対し、世界中の礼拝堂で毎週日曜日行われている儀式であり主の晩餐にあずかる聖餐式に定期的に参加するようにと励ました。聖餐式は、実質上バプテスマを繰り返しているのと同じであると長老は話した。
「バプテスマの聖約は、わたしたちが救い主と贖罪を思い起こして聖餐を取ることにより、新たにされます。教会の会員として確認された後、すべての人に次に必要となる儀式は聖餐を取ることです。聖餐式はブリガム・ヤング大学の1学期の初めと中間と終わりに必要となる儀式です。聖餐式は、得意満面で試験に受かった後、または惨めな結果に失望した後の次の必要となる儀式です。聖餐式は、神殿でエンダウメント(神殿の儀式)または結び固めを受けた後の次に必要となる儀式です。聖餐式は、正しい選択をした後にも、間違った選択をした後の次に必要となる儀式です。聖餐式は、わたしたちが残りの生涯を通して、毎週ずっと必要となる次の儀式です。
レンランド長老は聴衆に、「常に義を選び続けても、試練が訪れないことはありません。すべての人に困難な時期はやってきます。だからこそ『シス』が大切なのです」とレンランド長老は聴衆に話した。
そして、「キリストの教義に従うとき、わたしたちは霊的な『シス』、つまり生涯を通しての改宗に必要な霊的レジリエンスを強めるのです」と続けた。
レンランド長老の説教はbyutv.orgにおいて、オンディマンドでストリーミング配信されている。また動画とテキストは、数日後にspeeches.byu.eduで入手可能となる。
- Dale-G.-Renlund-BYU-Devotional-
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