過去4年間の預言者からの勧め

2018年1月14日に末日聖徒イエス・キリスト教会の第17代大管長になって以来，ラッセル・M・ネルソン大管長は，総大会やソーシャルメディア，そのほかの手段を用いて，全世界の末日聖徒に幾つかのことを勧めてきた。

末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者としてのネルソン大管長の4年間を振り返り，大管長の歴史的な勧めの幾つかを見てみよう。

 
聖約の道にとどまる

2018年1月，大管長に聖任された後の記者会見において，ネルソン大管長は次のように述べている。「どうぞ聖約の道にとどまってください。主と聖約を交わして救い主に従う決意をし，それらの聖約を守るとき，世界中の男性，女性，子供たちのために備えられた，あらゆる霊的な祝福と特権を享受する門戸が開かれるのです。」

霊的な能力を伸ばし，「彼に聞きなさい」

預言者としての最初の総大会で，ネルソン大管長は末日聖徒に，啓示を受ける霊的な能力を伸ばすよう強く勧めた。

2018年10月の総大会で強調された，家庭を中心として教会がサポートする教科課程を踏まえ，ネルソン大管長は個人と家族に，家庭を「信仰の聖所」に変えて「福音学習の中心の場所」に改めるよう勧めた。

2020年2月のソーシャルメディア上の投稿で，ネルソン大管長は最初の示現200周年に関連した勧めを行った。「御父は愛する御子イエス・キリストを自ら紹介し，『彼に聞きなさい』とはっきり命じられました。」

イスラエルを集め，神に勝利を得ていただく

2020年10月の総大会で，ネルソン大管長は，使徒として奉仕した36年以上にわたって常にイスラエルの集合の教義に心を引きつけられてきたと述べている。「だれかが聖約を交わし，それを守れるよう助けるために何かを行うときはいつでも，それが幕のどちら側であろうと，イスラエルの集合を助けているのです。」

「イスラエル」という言葉のヘブライ語の意味の一つは，「神に勝利を得させよ」であると，ネルソン大管長は述べている。偏見的な態度や行動を率先して捨て去るよう末日聖徒に勧めた後，ネルソン大管長は次のように問いかけた。「あなたは自分の人生の中で進んで神に勝利を得ていただこうとしていますか。」

#感謝のキモチ

2020年11月，世界的不安定かつ不確実な時代に希望と癒しをもたらすために，ネルソン大管長は，「感謝がもたらす癒しの力」に関連した二つの勧めをした。

「第1に，これから7日間，ソーシャルメディアに個人的な感謝の日記をつけることです。何を感謝し，だれに感謝し，なぜ感謝しているのか，毎日投稿してください」と，2020年11月20日のビデオメッセージで述べて，ハッシュタグ「#感謝のキモチ」を使うようすべての人に勧めた。

「第2に，日々の祈りで一つとなり神に感謝しましょう。イエス・キリストは 弟子たちに向けて，祈る際には まず神に感謝し，次に願いを述べるよう教えました。祈りは奇跡をもたらします。」

キリストを信じる信仰を増す

イエス・キリストを信じる信仰はこの世で得られる最大の力であると，ネルソン大管長は2021年4月の総大会で述べた。

ネルソン大管長は，末日聖徒が信仰と信頼を増し加える助けとして次の5つのことを提案している。

• 第1は，研究することです。熱心に学ぶ人になってください。
• 第2は，イエス・キリストを信じることを選ぶことです。
• 第3は，信仰をもって行動することです。
• 第4は，ふさわしい状態で神聖な儀式に参加することです。
• 第5は，イエス・キリストの御名によって，天の御父に助けを求めることです。

霊的な基を強める

2021年10月の総大会で，ネルソン大管長は末日聖徒に，個人の霊的な基を強めるために「特別な対策」を講じるよう呼びかけている。

「皆さんやわたしが，差し迫る危険や苦難に耐えるには，各自が贖い主イエス・キリストという岩の上に強固な霊的基を築くことが不可欠です。」