ニュースリリース

支援のために離島に急行するトンガタプ島のトンガ人聖徒ら

ヌクアロファの聖徒らが過去48時間に寄付した多量の食料品、衣類、寝具、燃料などの支援物資は、2022年1月22日(土)の午前中に船積みされ、ハアパイとその他の離島で被災者に届けられることになった。

土曜日、支援物資とボランティアらを乗せた船が、トンガ本島から距離のある離島に向かって出発した。

トンガタプ本島の教会ユニットに所属する教会員らは、1月15日に発生した津波によって大きな被害を受けたハアパイ地域の人々を助けるために、可能な限り持ち物などを寄付して欲しいとの依頼を受けた。

被災後数日間は通信が途絶え、離島とコミュニケーションを取ることができなかった。教会指導者のイノケ・クプ長老は、通信の復旧が始まり、トンガの海軍船がハアパイ地域を訪れて初めて、遠方の惨状を知ることとなった。

クプ長老は15のステークに対し、ハアパイの被災者のために緊急で支援物資を集めて欲しいと伝えた。

教会員らは即座に反応し、衣類、寝具、食料品、そして自分で作った農作物までも寄付した。「これがトンガのやり方です」と太平洋地域会長のアーダーン長老は述べた。

人道的援助基金を通じて、教会は支援物資を送るための船(船名マウイ)のチャーターに貢献した。

各ステーク内の道路をトラックが走り、教会員から寄付された物資を集めた。トラックが海の埠頭に着くと、そこには別のボランティアがいて荷物をマウイに積み込んだ。

各ステークから2人のボランティアが積み込み作業を手伝い、その後そのまま船に乗り込み、ハアパイに到着後は荷下ろしを手伝った。

トンガ・アウター・アイランズ伝道部のシティヴェニ・フェホコ会長も、2人のステーク会長と30~40人のステークのボランティアらとともに船に乗り込んだ。マウイには最大100~150人が乗船できるが、当日乗り込んだのは彼らだけであった。

これは、ハアパイでは家を失った者もいたことから、ハアパイからトンガタプに戻る船に乗ることを希望する人もいる可能性を考えてのことであった。また、ハアパイから宣教師を船に乗せることも考えられていた。

マウイは土曜日の午前5時に出発し、ノムカ島には午前10時までに、その他の島には午後に到着すると考えられていた。

ルアとシオネ・ランギはトンガの教会コミュニケーション担当ディレクターで、彼らは衛星電話で教会の地域会長会オフィスとコンタクトを取ることができた。

「今回、災害はあったものの天父はトンガに多くの奇跡を起こし、わたしたちを祝福してくださいました。そのお返しに、みんなは可能な限り自分の持ち物を寄付することで、奉献の律法に従おうと努力しています」とルアらは話した。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.