ニュースリリース

レジリエンスを高める訓練を通じて主に力を見いだす

自立支援プログラムに新たな言語が追加される

「目的を見いだし,自分の感情に健全な形で向き合うのに苦労していました。」そう語るのは,ユタ州サンディーのヤングアダルト,ベッカ・エクバーグで,末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「レジリエンスを高める」という新しいコースを最近修了したところだ。 同教会の「主に力を見いだす:レジリエンスを高める」プログラムは現在,英語,フランス語,ポルトガル語,ロシア語,スペイン語で提供されており,3月には,さらに10言語が追加される予定である。この10言語のビデオの一部は,オンラインで視聴が可能となっている。

十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は最近,ベッカとの対談を行い,この新しい「レジリエンスを高める」コースを通して得た経験について話し合った。

管理ビショップリックのジェラルド・コセービショップは,次のように述べている。「『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』コースは,生徒を霊的に強める福音の原則を教える一方,人生に訪れる様々な試練や機会に対処するための健全なスキルも伸ばしてくれるのです。主は皆さんを愛しておられ,皆さんの幸せを気にかけておられます。」

ベッカや同じワードの会員たちは,ビショップからこの10週間のコースを受けるように勧められ,ベッカは参加したほうがよいと感じたのだ。

ベッカのビショップで,サンディーのヤングシングルアダルトを対象としたフラットアイロンワードのビショップを務めるテリー・ディクソンは,こう述べている。「この自立支援コースで扱っている内容は,現代に生きるすべての人,特に不安やストレス,気分の落ち込みを抱え,人生の決断を迫られている若者にとって,きわめて適切なものです。」

ベッカは,「自分が苦しんでいることが分かっていたので,そのきっかけを見極めて,生涯を通じて活かせるような計画を立てたいと思ったのです」と説明している。

中央扶助協会会長のジーン・B・ビンガム会長は次のように述べている。「ストレスや不安,抑うつ気分など,精神的な問題で押しつぶされそうになるのは,珍しいことではありません。逆境は人生において避けられないものですが,主を信頼し,愛する人に手を差し伸べ,レジリエンスを高めるスキルを学ぶことは,人生の困難を乗り超える助けとなります。」

コースの一環として参加者は,キリストに近づく助けとなり,その過程で主の声を聞く助けとなる様々な福音の原則を学ぶ。

ベッカの家族は,レジリエンスを高めるクラスに参加したことで,ベッカが前よりも確信を持って決断できるようになったことに気づいたという。

ベッカの母親のディアナ・エクバーグは,「友達と接する時や人生における決断を下すときにも,ベッカの自信が増しているのが見て取れます」と語っている。「ベッカはすばらしい霊の持ち主で,すばらしい証があります。それが成長を続け,このクラスを通して大きな成長を遂げたのです。」

「人生の困難を免れる人はだれ一人いません。世界中の神の子供たちは皆,ストレスや不安に向き合っているのです。ただし,このリソースで扱っている普遍的な原則は,そうした困難に立ち向かう心構えを持つ助けとなります。ありがたいことに,世界中の人々を助けるために,このコースは数言語で提供されています」と,教会福祉・自立支援サービス部の実務運営ディレクターであるブレイン・マックスフィールドは述べている。

時とともに,ベッカは,このコースが天の御父とのつながりを強め,自分の聖約をより深く理解する助けになっていると感じるようになったという。

ベッカは次のように語っている。「いちばん変わったのは,人生に対する姿勢だと思います。わたしたちはだれもが,精神的な苦痛や心痛を味わいますが,このコースは救い主の助けと力を得る助けとなります。なぜなら,それこそがイエス・キリストの福音だからです。」

オンラインリソース

本コースの手引きは10の章で構成されており,レジリエンスを高める,健全な思考パターンを養う,ストレスや不安に対処する,悲しみや落ち込みを理解する,怒りを克服する,といったテーマを採り上げている。

この「レジリエンスを高める」コースの手引きやビデオは,教会のウェブサイトからダウンロードするか,「福音ライブラリー」アプリにある「ライフヘルプ」で閲覧が可能となっている。手引きは,教会の配送センターからでも入手が可能である。本訓練に興味がある方は,地元の教会指導者に,自分の地域でこのコースが開催される時期を問い合わせるように勧められている。

このほか,教会では,「個人の財政管理」,「始める,育てる,わたしのビジネス」,「より良い仕事を見つける」「より良い職に就くための教育」といった自立プログラムも提供している。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.