ニュースリリース

教会,ユニセフの世界栄養不良プログラムのために500万米ドルを寄付する

寄付は「一刻も無駄にしない(No Time to Waste)キャンペーン」の一部に充てられる

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末日聖徒イエス・キリスト教会は,ユニセフが新たに立ち上げた,「一刻も無駄にしない」世界栄養不良キャンペーンに500万米ドルの寄付を発表した。この寄付は,アフリカ,アジア,カリブ海,中東,フィリピンの最大24か国における5歳以下の栄養不良の子供たちの支援に役立てられる。

「このプログラムは,教会が世界的に重視している幼少期の栄養と密接に関連しているため,栄養不良の子供たちを援助するユニセフの取り組みを支援できることをうれしく思います」と,末日聖徒イエス・キリスト教会管理ビショップリック第二顧問のL・タッド・バッジビショップは述べている。

このプログラム開始の初年度には,現在栄養不良で苦しんでいる最大4100万人の子供たちが恩恵を受けることになる。

「今回の支援は,9年間にわたって子供たちにもたらした効果と,命を救うプログラムに対する投資を基に築いてきた両者の協力関係の,重要で新たな段階を表すものです。今こそ,子供の衰弱に対する行動を起こす時です。すべての子供が健康になるまで,わたしたちはともに立ち止まることはありません」とユニセフUSAの会長兼CEOであるマイケル・J・ナイエンフスは言う。

教会の寄付には,栄養不良としては緊急に対応すべきであり,目に見え,命にかかわる衰弱を含め,栄養不良の予防,発見,治療を支援するための材料が含まれている。

「末日聖徒イエス・キリスト教会は,ユニセフとの長期的な協力を拡大することができてうれしく思います。そして『一刻も無駄にしない』栄養不良キャンペーンを支援するために500万ドルを約束します」と教会人道支援部門ディレクターのシャロン・ユーバンクは述べている。

「この資金は勤勉な家族や,収入が限られている未亡人,幼い子供たち自身からの少しずつの献金が集まったものです」とユーバンクは付け加えた。「これは末日聖徒から与えられたもので,母親がより健康的な妊娠と出産をし,危険にさらされる可能性のあるその子供たちに治療食や微量栄養素を提供することができるようにするためです。」

ユーバンク姉妹の録画された話は,2022年9月21日水曜日にニューヨーク市で開催された国連総会のサイドイベントで,子供の栄養不良サイクルを終わらせるために闘うそのほかの非営利および民間部門の指導者たちに紹介された。

教会の寄付は,次のような恩恵をもたらすであろう:

  • 何千人もの子供たちに対する,すぐに食べることのできる治療食(RUTF),ビタミン補助食品,微量栄養素強化,早期発見スクリーニング,および関連する治療の提供
  • 何千人もの女性に対する,栄養に関するカウンセリング,体重増加の監視,複数の微量栄養素補助食品(MMS)および関連する治療の提供
  • 何十人もの医療従事者に対する,合併症のない衰弱に対処するための訓練の提供とともに,両親の経済的負担の大幅な軽減

ユニセフはこのプログラムを実施し,直接家族を教育し,訓練やリソースを提供するために,保健省などの各省や地元の組織,地域社会の保健システムと協力して行う計画を立てている。

世界の栄養不良プログラムにユニセフとともに参加しているそのほかの組織には,ゲイツ財団,ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド財団(Children’s Investment Fund),エレノア・クルック財団で,これに地方公共団体の資金が加わっている。米国国際開発庁(USAID)はまた,治療用食品を増産する予定である。

末日聖徒イエス・キリスト教会は最近,ユニセフと協力して,グローバルな新型コロナウイルス感染症への対応やその他の取り組みを行った。

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