末日聖徒イエス・キリスト教会は今後数か月から数年のうちに,新たに18の主の宮を建設する予定である。預言者であるラッセル・M・ネルソン大管長はこの発表を2022年10月の総大会の日曜日の最後の部会にて行った。
新しい神殿は以下の場所に建設される予定である:
韓国,釜山
フィリピン,ナガ
フィリピン,サンティアゴ
ナイジェリア,エケト
ペルー,チクラヨ
アルゼンチン,ブエノスアイレスシティーセンター
ブラジル,ロンドリナ
ブラジル,リベイラン・プレート
グアテマラ,ウェウェテナンゴ
フロリダ州ジャクソンビル
ミシガン州グランド・ラピッズ
テキサス州プロスパー
ネバダ州ローンマウンテン
ワシントン州タコマ
メキシコ,クエルナバカ
メキシコ,パチュカ
メキシコ,トルカ
メキシコ,トゥーラ
ネルソン大管長は,メキシコシティー地域の神殿は既存の神殿に行くことが非常に困難をきたしている選定された大都市地域における主の宮居の建設の取組みの一環であると述べた。
2018年に先任使徒となって以来,ネルソン大管長は118の新たな神殿の建設の発表を行ってきた。
イエス・キリスト教会は現在,168の神殿が稼働中であり,建設の発表済みの神殿がほかに68,建設中の神殿が41,ならびに改築中の神殿が5つある。公式の神殿リストを見る。
預言者は次のように述べた。「〔どの神殿も〕主の宮です。神殿には主の力が満ちています。主が現在,わたしたちのためにしてくださっていることを,決して忘れないようにしましょう。主は神殿をさらに身近な場所に用意してくださっています。神殿建設のスピードを上げておられます。イスラエルの集合を助けるわたしたちの能力を高めてくださっています。わたしたち一人一人が,さらに容易に霊的に磨かれるようにもしてくださっています。神殿にいる時間を増やすと,ほかの何をするよりも生活が祝福されると約束します。……愛する兄弟姉妹の皆さん,これまでにしたことのない方法で,神殿を中心にすることができますように。日々神とイエス・キリストに近づけるよう,皆さんを祝福します。」
これらの新しい神殿が建設される場所における教会についての詳しい情報は以下の通りである。
韓国,釜山
この神殿は韓国における2番目の神殿となる。最初の神殿は1985年にソウルに建設された。韓国にはおよそ9万人の末日聖徒が100か所の集会所に集っている。南東部にある釜山市は韓国の貿易港である。1040年代に末日聖徒の奉仕会員が教会の教えを韓国に紹介した。1973年には,アジア大陸で初となるステーク(幾つかの集会所を一括りにしたもの)が組織された。
フィリピン,ナガ
フィリピン・ナガシティー神殿はフィリピンで建設が発表された9番目の神殿である。ナガ・シティーはマニラの南東約250マイル(400キロメートル)に位置している。マニラの最初の神殿は1984年に奉献された。フィリピンには833,000人以上の末日聖徒が1,250か所以上の集会所に集っている。フィリピンは,1961年に正式に伝道活動への門戸が開かれて以来,教会の成長が世界で最も速い国の一つとなってきた。
フィリピン,サンティアゴ
フィリピン・サンティアゴ神殿はマニラの北東約225マイル(360キロメートル)に位置し,フィリピンにおいて建設が発表された10番目の神殿である。フィリピンの他の9つの神殿は建設中または稼働中を含め,アラバン,バコロド,カガヤンデオロ,セブシティー,ダバオ,マニラ,ナガ(本日発表された),タクロバンシティーおよびウルダネタにある神殿である。
ナイジェリア・エケト
エケトはナイジェリア南東部にある産業都市である。ナイジェリア・エケト神殿はナイジェリアにおいて4番目の神殿となる。現在,一つの神殿,ナイジェリア・アバ神殿が稼働中である。残りの2つの神殿,ナイジェリア・ベニンシティー神殿とナイジェリア・ラゴス神殿はこれから建設が行われる。ナイジェリアには211,000以上の末日聖徒が750か所以上の集会所に集っている。
ペルー・チクラヨ
この神殿はペルーで6番目の神殿となる。ペルーにはおよそ625,000人の末日聖徒が在住し,780か所の集会所に集っている。チクラヨはペルーの北部に位置し,太平洋岸から数マイル(数キロメートル)内陸に入ったところに位置している。1956年に最初の宣教師がペルーに到着した。稼働中または建設中のその他の神殿はペルー・アレキパ神殿,ペルー・クスコ神殿,ペルー・リマ神殿,ペルー・トルヒーヨ神殿およびペルー・リマ・ロスオリボス神殿である。
アルゼンチン・ブエノスアイレスシティーセンター
ブエノスアイレスはアルゼンチンの首都で最大の都市である。ブエノスアイレスシティーセンター神殿はアルゼンチンの6番目の神殿となる。アルゼンチン・ブエノスアイレス神殿は1986年に奉献された。また,アルゼンチン・コルドバ神殿は2015年に奉献された。アルゼンチン・サルタ神殿とアルゼンチン・メンドーザ神殿は2020年後半に鍬入れ式が行われ,アルゼンチン・バイアブランカ神殿は2022年4月に鍬入れ式が行われた。人口4,500万人以上のアルゼンチンには,およそ475,000人の末日聖徒が725か所の集会所に集っている。
ブラジル,ロンドリナ
ブラジル,ロンドリナはブラジル南東部のパラナ州にある都市である。パラナ州にはイグアスの滝があり,アルゼンチンとパラグアイに接する国境には何百もの滝がある。ブラジルには150万人の末日聖徒が2,100か所以上の集会所に集っている。ロンドリナの神殿はブラジルで17番目に発表された神殿であり,奉献された神殿は,カンピーナス,クリティーバ,フォルタレザ,マナウス,ポルトアレグレ,レシフェ,リオデジャネイロおよびサンパウロにあり,3つの神殿がベレン,ブラジリアおよびサルバドールで建設中である。また,そのほかの神殿はベロオリゾンテ,サンパウロ東,ブラジル・マセイオ神殿, サントスおよびビトリアに建設されることがすでに発表されている。
ブラジル,リベイラン・プレート
リベイラン・プレート神殿はブラジル南東部のサンパウロ州に位置することになる。ブラジルには150万人の末日聖徒が2,100か所以上の集会所に集っている。
リベイラン・プレートの神殿はブラジルで18番目に発表された神殿であり,奉献された神殿は,カンピーナス,クリティーバ,フォルタレザ,マナウス,ポルトアレグレ,レシフェ,リオデジャネイロおよびサンパウロにあり,3つの神殿がベレン,ブラジリアおよびサルバドールで建設中である。また,そのほかの神殿はベロオリゾンテ,サンパウロ東,ブラジル・マセイオ神殿,サントスおよびビトリアに建設されることが発表されている。
グアテマラ,ウェウェテナンゴ
グアテマラ・ウェウェテナンゴ神殿はグアテマラ西部の高原地帯における5番目の主の宮居となる。ほかの4つの神殿はグアテマラ・コバン神殿(建設中),グアテマラ・グアテマラシティー神殿,グアテマラ・ミラフローレス・グアテマラシティー神殿(発表済み)およびグアテマラ・ケツァルテナンゴ神殿である。グアテマラには284,000人以上の末日聖徒が436か所の集会所に集っている。
フロリダ州ジャクソンビル
フロリダ州ジャクソンビル神殿はフロリダ州の5番目の神殿となる。フロリダ州には160,000人以上の末日聖徒が280か所以上の集会所に集っている。ジャクソンビルの合衆国フロリダ州の北部に位置している。フロリダ州のそのほかの神殿はフロリダ州オーランド神殿,フロリダ州フォートローダーデール神殿,フロリダ州タラハシー神殿(建設中)およびフロリダ州タンパ神殿(発表済み)である。
ミシガン州グランド・ラピッズ
ミシガン州グランド・ラピッズ神殿はミシガン州における2番目の主の宮居となる。ミシガン州は合衆国中西部に位置している。ミシガン州デトロイト神殿は1999年にゴードン・B・ヒンクレー大管長によって奉献された。デトロイトにおける教会の最初の建物は1928年に完成した。ミシガン州には45,000人以上の末日聖徒が96か所の集会所に集っている。グランド・ラピッズはミシガン州第二の都市で,ケント郡の中心地である。
テキサス州プロスパー
プロスパー市はテキサス州北部のダラス・フォートワース複合都市圏内に位置している。テキサス州には370,000人以上の末日聖徒が737か所の集会所に集っている。テキサス州での伝道活動は末日聖徒イエス・キリスト教会の初期の時代の1843年に始まった。テキサス州プロスパー神殿はテキサス州の8番目の神殿となる。テキサス州のほかの7つの神殿はテキサス州オースティン神殿,テキサス州ダラス神殿,テキサス州フォートワース神殿,テキサス州ヒューストン神殿,テキサス州ラボック神殿,テキサス州サンアントニオ神殿およびテキサス州マッカレン神殿である。
ネバダ州ローンマウンテン
ローンマウンテンはラスベガス大都市圏内の北西部に位置している。ネバダ州の人口の6%近くが末日聖徒イエス・キリスト教会の会員である。ネバダ州にはおよそ180,000人の末日聖徒が360か所以上の集会所に集っている。ネバダ州ローンマウンテン神殿はネバダ州の4番目の神殿となる。ネバダ州ラスベガス神殿は1989年に奉献され,ネバダ州リノ神殿は2000年に奉献されている。ネバダ州エルコ神殿は2022年に鍬入れ式が行われた。1840年代に合衆国西部に到着してまもなく,末日聖徒の開拓者たちはカーソンシティー(現在の州都)の近くに交易所を設立した。
ワシントン州タコマ
タコマ神殿は合衆国の太平洋沿岸北西部に位置するワシントン州の5番目に建設が発表された神殿である。最初の宣教師は1954年にワシントン州に到着した。現在,ワシントン州には280,000人以上の末日聖徒がおよそ525か所の集会所に集っている。現在建設中または稼働中のそのほかの神殿はワシントン州コロンビアリバー神殿,ワシントン州モーゼスレーク神殿,ワシントン州シアトル神殿およびワシントン州スポケーン神殿である。
メキシコ,クエルナバカ
クエルナバカはメキシコシティーの南およそ50マイル(80キロメートル)に位置している。モレロス州の州都で州最大の都市である。19世紀に,この都市はドイツ人科学者で探検家のアレクサンダー・フォン・フンボルトによって「永遠の泉の都市」といる愛称が付けられていた。この歴史ある都市にはおよそ350,000人が住んでいる。クエルナバカは距離の近さと温暖な気候のため,メキシコシティーの多くの市民にとってお気に入りの休暇場所となっている。およそ150万人の教会員がメキシコに住んでいる。
メキシコ,パチュカ
パチュカはメキシコシティーの北東およそ75マイル(120キロメートル)に位置している。この神殿はイダルゴ州の最初の神殿となる。正式名称パチュカ・デ・ソトとして知られているパチュカはイダルゴ州の州都であり州最大の都市である。人口はおよそ277,000人である。
メキシコ,トルカ
トルカは正式名称トルカ・デ・レルドとして知られており,メキシコの中央にある州の州都である。トルカはメキシコシティーの西およそ40マイル(64キロメートル)に位置している。人口およそ900,000人を擁するトルカはメキシコで5番目に大きな都市である。
メキシコ,トゥーラ
トゥーラは正式名称トゥーラ・デ・アジェンデとして知られており,イダルゴ州の古い都市である。メキシコシティーの北およそ60マイル(96キロメートル)に位置しており,人口はおよそ100,000人である。トゥーラの神殿はイダルゴ州の2番目の神殿となる。この地域はかつてトルテック帝国の首都として知られていた。
メキシコシティー周辺のこの発表された4つの新しい神殿を含めると,メキシコの神殿の数は合計で23となる。メキシコのそのほかの19の神殿はメキシコ・シウダーフアレス神殿,メキシコ・チワワ州コロニアフアレス神殿,メキシコ・クリアカン神殿,メキシコ・グアダラハラ神殿,メキシコ・ソノラ州エルモシージョ神殿,メキシコ・メリダ神殿,メキシコ・メキシコシティー・ベネメリト神殿,メキシコ・メキシコシティー神殿,メキシコ・モンテレー神殿,メキシコ・オアハカ神殿,メキシコ・プエブラ神殿,メキシコ・ケレタロ神殿,メキシコ・サン・ルイス・ポトシ神殿,メキシコ・タンピコ神殿,メキシコ・ティフアナ神殿,メキシコ・トレオン神殿,メキシコ・トゥストラグティエレス神殿,メキシコ・ベラクルス神殿およびメキシコ・ビヤエルモサ神殿である。メキシコには150万人の末日聖徒が1,800か所以上の集会所に集っている。メキシコでの伝道活動は1875年に始まった。