末日聖徒イエス・キリスト教会はAR技術を用いて,聖地におけるイエス・キリストの生涯と教導の業における重要な出来事に息を吹き込み,関連するビデオや記事,聖文,画像を通して生き生きと描いている。
この新たなリソースは,2023年に年間を通じて学ぶ,新約聖書の『わたしに従ってきなさい』の学習に合致している。この学習ツールはChurchofJesusChrist.org で,年末までに24の言語で利用できるようになる。
中央幹部七十人であり,機関誌『リアホナ』の編集者でもあるランドール・K・ベネット長老は,「救い主が死すべき身ながらもされた旅を研究するとき,わたしたちは主の言葉と奇跡の中から真理の原則を見いだし,そこから各自の生活に必要な強さと個人的な導きを得るでしょう。」と述べている。「キリストについて学べるだけでなく,『御足の跡を踏み従う』(1ペテロ2:21)方法,また『彼が歩かれたように,……歩く』(1ヨハネ2:6)方法さえも,さらによく学ぶことができるからです。」
virtualtours.ChurchofJesusChrist.org/lifeofchristmapで入手可能なこのARツールは,iOSまたはAndroidの携帯電話またはタブレットを介して最高の経験を提供してくれる。
自分の携帯電話やタブレットを平らな面に置いておくだけで,聖地の三次元マップを見ることができる。このマップには,イエスのバプテスマや山上の垂訓など,四福音書に記されている91の出来事と教えにまつわる場所が表示される。これらの出来事は,北ガリラヤにおける主の教導の業や主の復活前の一週間といった,救い主の地上での務めが8つの分野にまとめられている。
マップ上で,または救い主の生涯から91の出来事を順番にスクロールできるサイドギャラリーで数字を選択すると,該当する出来事にアクセスできる。
91の出来事のそれぞれに聖文やビデオ,記事,画像へのリンクがあり,選択してその出来事についてさらに学べるようになっている。こうしたAR体験は,新約聖書を学ぶすべての生徒にとって,救い主の教えとのさらに強いつながりを見いだす助けとなるよう意図されている。生徒の中には,いちじくの木ののろい(出来事65)やペテロのしゅうとめの癒し(出来事20)といった,それまでまったく知らなかった聖文の物語を見つける人もいるかもしれない。
このツールは,デジタル版『リアホナ』2023年2月号の「救い主の務めを見る」からもアクセスできます。印刷版には,91の重要な出来事と救い主の生涯の8つの期間に関する索引が含まれている。当機関誌の裏表紙には,91の重要な出来事とその数字が記された聖地の地図が折り込まれている。このツールへのリンクは,『わたしに従ってきなさい』のレッスンに対応するように福音ライブラリーにも掲載されている。
このツールは,教会員や宣教師,セミナリー教師,生徒を含め,2023年の新約聖書のクラスおよび個人の研究を実りあるものにするうえで役立つリソースである。また,このツールを使用するために教会のウェブサイトにログインする必要はないため,末日聖徒は,新約聖書の学習に興味を持つかもしれない友人にシェアすることができる。