ニュースリリース

2024年神殿家族歴史指導者訓練,初めて神殿に参入する会員を助けることに焦点を当てる

新会員も,11歳の子供も,帰還宣教師も,「さらなる霊的な経験,さらなる結びつきを得られる」とアンダーセン長老は述べる

2024年神殿・家族歴史指導者訓練がオンラインで公開された。今年の年次訓練放送では,末日聖徒イエス・キリスト教会の新会員が神殿で良い経験をするのを助ける方法に焦点が当てられた。

「わたしが感じたことの一つは,わたしたちは福音の中で同じ場所にとどまることはないということです。一歩ずつ前進するか後退するかのいずれかです」と今年の訓練ビデオで語るのは,十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老である。初めての神殿での経験が,新会員の個人の改心と主との結びつきに新たな深みをもたらす,と付け加える。

「彼らは恐らく,その時点では十分に改心していないと思いますが,信じてはいます。そこへ突如,もう一つ霊的な経験と結びつきが加わるのです。教えに教えを加えながら一歩ずつ前に進むのを助ける,なんとすばらしい方法でしょう。」

2024年神殿家族歴史指導者訓練放送の録画中に写真撮影に応じる参加者たち。左から,十二使徒定員会の,ニール・L・アンダーセン長老およびゲレット・W・ゴング長老,中央初等協会会長のスーザン・H・ポーター会長,中央扶助協会会長会第二顧問のクリスティン・M・イー姉妹,中央幹部であり,それぞれ神殿部および家族歴史部の管理ディレクターの,ケビン・R・ダンカン長老およびケビン・S・ハミルトン長老 | 末日聖徒イエス・キリスト教会            © 2024 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.

この28分間のビデオ放送で,教会の神殿・家族歴史管理評議会を構成する中央幹部および中央役員が登場し,初めて神殿に参入する会員を助ける方法について話し合う。新会員や11歳の青少年,あまり活発ではなかったが教会に再び集うようになった会員などが,前向きで霊的な経験をして,主の宮で力を見いだすのを支援する方法について話し合っている。

この訓練集会では,評議会での話し合いの手本を視聴者に示すことに加え,初めて神殿に参入する会員たちが代理の儀式のために神殿に持って行く名前を見つけるうえで役立つ新たなツールを紹介している。

年次訓練は,指導者として奉仕している会員と家族歴史の業にかかわる召しを果たしている会員に向けたものであるが,すべての末日聖徒はオンラインでこの訓練を視聴するよう招かれている。

アンダーセン長老とともに訓練部会に参加したのは以下の指導者たちである。

2024年2月29日に公開された2024年神殿・家族歴史指導者訓練の放送で,ゲレット・W・ゴング長老(写真中央)の言葉に耳を傾けるニール・L・アンダーセン長老(左)とスーザン・H・ポーター会長(右)。                 © 2024 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.

ポーター会長は,新会員にとって代理のバプテスマの機会がどういうものかという視点を共有した。「教会に一人で入り,新たな人生が始まったように感じていて,右も左も分からないところへ,神殿に行き,主の宮でそのような重要な儀式に参加する機会を得るのです」とポーター会長は述べた。

「福音を知ったばかりであっても教会の偉大な業を担っているのだと主が彼らに感じさせてくださることは想像に難くありません。」

ダンカン長老は主と神殿について次のように付け加えた。「これは主の宮です。ここで彼らは主と神聖な聖約を交わすでしょう。主は,彼らの初めての経験ができるかぎり最高のものとなるようにあらゆる手を尽くして助けるよう,わたしたちに託しておられるのです。」

聖約によるつながり

ゴング長老は「聖約によるつながり」について話し,次のように説明した。「わたしたちは聖約により主に属しています。聖約により互いに属しています。わたしたちは指導者として,初めて神殿に参入する備えをしている人々」が始めから居心地よく,神殿に親近感を抱けるよう「助ける特別な機会にあずかっています。」

 

長老はさらにこう付け加える。「彼らの推薦状についても支援できますし,彼らが主と結びつき,家族と結びつき,ワードという家族と結びつくというすばらしい経験をするために必要なすべてのことについて支援することができます。」

ハミルトン長老は,新会員の多くが亡くなった先祖のために代理のバプテスマを行うのを楽しみにしており,祖父母のために行うことが多いことが明らかになっていることを述べる。「このことを,壮大な系図探求の問題に仕立て上げる必要はないと思います」とハミルトン長老は言う。「単に,彼らが神殿に名前を持って行き,神殿の儀式ができるよう助けるだけでいいのです。」

イー姉妹は,神殿の経験を個人的なものとすることで,シンプルにすることができると述べる。「例えば祖母のことが思い浮かんだ場合に,支援する人が技術的なプロセスではなく個人的な経験になるよう助けることで,気持ちの面でも,思考面でも取り組みやすくなります。」

亡くなった先祖のために代理のバプテスマを受ける新会員について,ゴング長老はこのように付け加える。「場合によっては,教会員は自分だけでなく,(わたしたちの助けを得て)バプテスマや儀式を受けたほかの家族がいるのだと思うと,深い感情や霊的な思いを味わいます。深い霊的な結びつきを感じるのです。」

アンダーセン長老は,子供たちが12歳の誕生日を迎えてから1週間以内に神殿に参入できるよう妻のキャシー・アンダーセン姉妹が調整を助けたことについて話した。中には,誕生日当日に参入することもあったという(当時の神殿参入の最低年齢は12歳だった)。当時はフロリダ州に住んでいて,最も近い主の宮は9時間離れたジョージア州アトランタ神殿であったにもかかわらずだ。

現在,アンダーセン長老の孫の多くはユタ州に住んでおり,神殿から数キロ以内に住んでいる孫もいる。

アンダーセン長老は教会指導者に向けて,新会員を見る際には,神殿に参入できる年齢になる子供をできるかぎりすぐに神殿に連れて行こうとする親のような眼差しで見るようにと提案した。「11歳の子供たちはよく準備して参入するため,その経験を決して忘れません。新会員も決して忘れません。」

ビデオ-新会員の初めての神殿での経験

この訓練には,ビショップと新会員が,新会員の改宗と初めての神殿での経験について話している3分間のビデオが含まれている。ビショップは,新会員の姉妹が名前を神殿に持って行くのを助けるための簡単な過程を説明し,新会員は,主の宮に参入することで,慰めと神との結びつきを感じたと説明している。

ポーター会長は,このビデオは「救い主との聖約による結びつき」を明確に示している,と述べた。「神殿参入により,彼女は主の教会と主の宮の中で守られていると感じ,安心感を得られたのではないかと思います。」

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イー姉妹は,神は末日聖徒に,神殿の儀式を執行することで,聖約による結びつきを通して主を近くに感じるよう望んでおられる,と付け加えた。「神殿は主の宮であり,わたしたちは神の子ですから,わたしたちはその結びつきを神殿で感じるのです。」

ダンカン長老は,すべての人は,人を助けることを含め,御業の一端を担うことにより祝福を受ける,と指摘する。「彼らを助けるだけではありません。主は常にただちにわたしたちにも祝福を返してくださいます。」

次に,ハミルトン長老は初めて神殿に参入する会員が,儀式のために神殿に持って行く名前を見つけるのを助ける簡単な方法を紹介した。「指導者と書記のためのリソース」にある「家族ネームアシスト」という新たなツールを使う方法である。ビショップリックの一員や扶助協会会長,長老定員会会長など,新たなツールにアクセスできるすべての人は,こう尋ねることができる。「神殿でバプテスマや確認の儀式を執行したい亡くなったご家族がいますか。」そして,その名前と,家族ネームカードを作る助けとなるわずかな情報があれば,ファミリーサーチアカウントを作り,名前を神殿に提出し,儀式の予約をすることができる。

ゴング長老は視聴者に,手順だけに焦点を当るべきではないと指摘した。「大切なことは,主のそばに行き,儀式を通して主と聖約を交わすことです」とゴング長老は述べた。「指導者として,友人として,会員として,わたしたちはできるだけその過程を簡素化します。初めて参入する人にとって簡単なものにします。」

 

約束と使徒からの祝福

評議会のメンバーに最後の一言と証を述べるよう勧めてから,アンダーセン長老は,主の業は,特に神殿に初めて参入する会員を含め,互いに助け合いながら神の日の栄えの王国に昇るための一対一の取り組みであると強調した。

「だれかが主の宮に参入できるよう助けるためのあらゆる取り組みは,その人を祝福するだけでなく,皆さんをも祝福することをお約束します。そのことによりワードの会員に祝福がもたらされるでしょう」と長老は述べた。

「そのような物質的な祝福を新会員と共有するときに,イエス・キリストを信じる皆さんの信仰は増し,回復されたイエス・キリストの福音に対する理解と愛が深まるでしょう。皆さんがすでにそのように行ってくださっていることを承知していますが,新しい兄弟姉妹に手を差し伸べ助けるときに,救い主を信じる皆さんの信仰がさらに増すことを特別に約束し,使徒として祝福します。」

この放送を視聴する人-どこで,どのように?

神殿家族歴史の取り組みを支援する召しや責任を受けている人,および神殿家族歴史調整集会に出席している人々はこの部会を視聴するよう招かれている。以下の人々が含まれる。

  • 地域神殿・家族歴史アドバイザー
  • ステーク会長会,伝道部会長会,地方部会長会
  • ステーク/ワード/地方部/支部評議会とその会長会の会員
  • ワード/支部伝道主任および宣教師
  • ワード/支部の神殿・家族歴史主任
  • ステーク/地方部/ワード/支部の神殿・家族歴史相談員
  • 若い女性クラス会長会
  • アロン神権定員会会長会

評議会でともに視聴し,自身のユニットの会員の機会とニーズについて話し合い,洞察を共有するよう薦められている。

評議会がともに評議する助けとして,ディスカッションガイドが提供されている。また,録画は福音ライブラリーアプリおよびChurchofJesusChrist.orgにてオンラインでアクセスできる。このガイドは23の言語で利用できる:カンボジア語,広東語,オランダ語,英語,フィジー語,フランス語,ドイツ語,ハンガリー語,インドネシア語,イタリア語,日本語,韓国語,中国語,モンゴル語,ノルウェー語,ポルトガル語,ロシア語,サモア語,スペイン語,タガログ語,タイ語,トンガ語,ベトナム語。

この訓練部会は rootstech.orgでも視聴できる。

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