アジア北地域の兄弟姉妹の皆様,
新年明けましておめでとうございます。
地域会長会として,皆さんへの愛と,皆さんの信仰深い生活と献身的な奉仕への感謝をお伝えします。昨年わたしたちは,皆さんが時間と才能を始め,主から祝福としていただいているものをすべて,イエス・キリストの教会を築くために奉献している様子を目の当たりにしました。皆さんが,「心をつくし,精神をつくし,思いをつくして,主なる〔わたしたち〕の神を愛〔する〕」ことにより,また「自分を愛するように〔皆さん〕の隣り人を愛〔する〕」ことにより,福音に従って生活する姿に,わたしたちは鼓舞されています。アジア北地域の会員たちよりも信仰深い民が地球上にいるとは思えません。ニーファイは,「地の全面に散っている」末日の「聖徒たち……〔が〕義と神の力とをもって,大いなる栄光のうちに武装していた」(1ニーファイ14:14)姿を示現で見たときに,この地域を見ていたに違いありません。
世界はますます「混乱」(教義と聖約45:26)に満ちてきているにもかかわらず,わたしたちは主の御手が,生ける預言者と使徒を通して奇跡的な方法で働きかけておられるのを目の当たりにしています。ネルソン大管長は10月の総大会でそのことを思い出させてくれました。「愛する兄弟姉妹の皆さん,目の前で起こっていることが見えていますか。わたしたちがこの荘厳な瞬間を見逃すことのないようにと,祈ります。」スティーブンソン長老は,ネルソン大管長の100歳のお祝いを始めとする,今後10年間で教会にスポットライトが当たる,待ち遠しい次のような出来事を強調しました。
わたしたちの10年間(2024-2034年)
- ネルソン大管長の100歳の誕生日(2024年)
- (韓国釜山神殿,モンゴル・ウランバートル神殿,日本大阪神殿を含む)新たな181の神殿の奉献
- ソルトレーク神殿の奉献(2027年)
- 教会の創立200周年(2030年)
- ソルトレーク冬季オリンピック(2034年)
オリバー・カウドリが回復にまつわる出来事を描写して述べた,「決して忘れられぬ日々」という言葉は,わたしたちの時代にも当てはまります。https://www.churchofjesuschrist.org/study/general-conference/2024/10/44stevenson?lang=jpn
わたしたちは,2025年の『わたしに従ってきなさい』を活用して教義と聖約と教会歴史を研究する機会を心待ちにしています。最善の福音学習は,家庭中心,教会サポートにより達成されることを心に留めてください。ともに家庭で『わたしに従ってきなさい』のレッスンを読み,研究し,学んだことについて話す備えをして教会に来てくださるよう願っています。また,互いに助け合い,励まし合いながら,イエス・キリストを知り,イエスに従おうと努めることができますように。
回復について研究することで,預言者ジョセフ・スミスやその後継者たち,そしてラッセル・M・ネルソン大管長をさらに愛するようになるでしょう。この業は救い主の業であり,わたしたちは終わりの時に主のぶどう園で主とともに働く主の僕だという確信を,繰り返し受けるでしょう。
2024年に,わたしたちは恵まれてモルモン書を読み,研究することができました。2025年は,モルモン書をもたらした「驚くべき業と不思議」について学びます。例えば,ジョセフ・スミスが1829年の4月6日から6月末までのおよそ90日間(作業日数にして60―65日間)で,モルモン書のほぼ全文(英語で600ページ)の口述筆記を行ったという奇跡を思い起こすことでしょう。モルモン書の原稿は,ジョセフがそれを句読点なしで一回で書きとらせたうえ,訂正箇所はごくわずかだったことを示しています。その90日間,ジョセフは引き続き家族を養うという責任を果たしながら,以下のことを行いました。
- バプテスマのヨハネからアロン神権を授かる(5月15日)
- 記録されている14の啓示を受ける(教義と聖約6-19章)
- ニューヨークのホイットマーの自宅まで移動する
- 金版の三人の証人と八人の証人
- 著作権の申請
- モルモン書の印刷所を見つける
- マーティン・ハリスとともに印刷費を工面する
ジョセフ・スミスの最初の示現の200周年であった2020年,大管長会および十二使徒定員会は,「イエス・キリストの完全な福音の回復:200周年の世界への宣言」を発表しました。そこには,以下の証と約束が含まれています。
「敬虔の念と感謝をもって,わたしたちは主の使徒として,天が開かれていることを—わたしたちと同じように—知ってくださるよう,すべての人にお勧めします。わたしたちは断言します。神は御自分の愛する息子たちや娘たちに対する御心を明らかにしておられます。わたしたちは証します。回復のメッ セージをよく祈って研究し,信仰をもって行動する人は,祝福を受けて,回復が神の御心によるものであり,その目的がわたしたちの主であり,救い主であるイエス・キリストの約束された再臨のために世を備えることであるという自分自身の証を得ることでしょう。」
回復のメッセージをともに学習するよう,すべての方をお招きします。そうするときに,わたしたちは祝福を受けて,イエス・キリストへの信仰が増し,回復された福音が真実だという確信を得ることでしょう。その証により喜びは増し,イエス・キリストに希望を見出すでしょう。それらはわたしたちの霊の「いかり」となり,困難と混乱のさなかに,この業が救い主の業であり,聖約に忠実であり続けるときに主の約束は確かに果たされるという確信と平安を受けることができるでしょう。
心を込めて,
アジア北地域会長会