2024年4月から,BYUアイダホおよびエンサインカレッジはBYUパスウェイ・ワールドワイドの支援により,3年間でオンライン学士号を取得できる90~96単位の学位を提供することになった。北西地区大学基準協会(NWCCU)によって承認された新しい学位は,選択単位を削除する一方で,すべての専攻必修科目と一般教養科目を維持するものである。
BYUアイダホ,エンサインカレッジおよびBYUパスウェイ・ワールドワイドは,末日聖徒イエス・キリスト教会の教会教育システム(CES)の一部であり,CESは世界中の多様な人々がより高等教育を受けられるよう,絶えず努力している。
「教会が組織されているあらゆる場所で,教育へのアクセスを手頃な価格で提供することは,わたしたちの活動において非常に重要です」とCES委員クラーク・G・ギルバート長老は言う。「この最適化された学位構造により,より多くの人々,特にこれまで高等教育が現実的な選択肢でないと感じていた人々にとって,学位取得の可能性が広がります。」
年間180か国以上,約7万人の学生にサービスを提供しているBYUパスウェイ・ワールドワイドは,BYUアイダホやエンサインカレッジが提供するオンラインの学位や修了証を取得する学生に,リソースやサポートを提供している。オンライン学生の平均年齢は33歳で,一度に2クラスを受講し,フルタイムで働き,家族を養っている。
3年制の学位は,BYUアイダホおよびエンサインカレッジがBYUパスウェイ・ワールドワイドとの提携を通じて提供するオンラインプログラムに登録した学生のみに取得が可能である。学位はビジネス,テクノロジー,コミュニケーション,健康,家族サービス,専門教育の分野で提供される。BYUアイダホとエンサインカレッジは,新しい学位に登録した学生の成果や進捗状況について,定期的にNWCCUに報告することになる。
「BYUパスウェイ・ワールドワイドを通じてサービスを受けるBYUアイダホおよびエンサインカレッジのオンライン学生は通常,フルタイムで働く第一世代の大学生で,家計のやりくりに苦労していることが多いです」とBYUパスウェイ・ワールドワイド学長ブライアン・K・アシュトンは言う。「彼らは,できるだけ効率的に学位を取得させてくれる選択肢を必要としています。新しい学位構造は,卒業の可能性を高めると同時に,仕事やキャリアに備えるうえで必要なすべての学習成果をもたらしてくれます。」
BYUアイダホとエンサインカレッジはこの学位構造の認定を受けた最初の教育機関の一つであるが,高等教育におけるほかの革新者たちは,教室での実際の授業時間よりも学習成果に基づく学位オプションを長年にわたって模索してきた。最近では,BYUアイダホはミネソタ大学ロチェスター校やペンシルバニア大学を含む「3年制大学」協会に参加し,従来の高等教育へのアプローチを見直す様々な方法を模索している。
最適化された学位取得の詳細については,byupathway.org/degree-in-threeを参照。
CESについて
教会教育システム(CES)は,末日聖徒イエス・キリスト教会の後援を受けている。CESの使命は,家庭や教会や地域社会で指導者を務めるイエス・キリストの弟子を育成することである。