ニュースリリース

教会員、西念寺  の敷地の片づけプロジェクトを手伝う

能登半島地震から6か月経った現在も、教会員により継続して提供されている震災復興支援サポート

片付け作業の後、全員で記念撮影する参加者。高田光順住職(西念寺住職)は前列左から3番目© 2024 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.

2024年6月15日(土)、金沢ステークと神奈川ステークから15名を超える会員たちが、多くの寺院が立ち並ぶ歴史地区であり指定文化財となっている石川県七尾市小島町にある西念寺の再利用と復興の取り組みを手伝うために到着した。この地域にある寺院はすべて、1月1日に発生した能登半島地震で被害を受けた。350年の歴史がある西念寺は完全に崩壊してしまった。西念寺は(震災前まで)山の寺寺院群に現存する16の寺院の一つである。この寺院群にある16の寺院はすべて、350年から400年前に建てられた寺院で様々な宗派の寺院である。アジア北地域の人道支援サービス部がこの西念寺とその他の寺院およびこの地域の建物院の片づけと復興を援助するための多額の経済支援を教会から提供できるよう調整を行った。

金沢ステークから片付けプロジェクトに参加したメンバーの一人として、西村えいじ会長(金沢ステーク会長会第2顧問)も参加した。また、神奈川ステークからも6名以上の会員とともに遠藤順会長(神奈川ステーク会長会第2顧問)も参加した。彼らはその日の朝早く家を出発してこのプロジェクトに参加した。この場所での片付け作業に参加した作業員は若い男性と18歳以上の成人で編成された。

作業を開始する前に、安全講習が実施された。感謝を表明するとともにプロジェクトの作業の安全を祈願して祈りがささげられた。作業開始にあたり、浄土宗西念寺の住職、高田光順住職が安全のためのオリエンテーションと作業の説明を行った。

高田光順住職は、この地域において、その人生のほとんどを住職として過ごしてきた。高田住職はまだ父親が健在で西念寺の住職であったとき、この寺においてボランティアで働いた。高田住職は境内を片付けるのを助けてくれた教会員の奉仕と親切にとても感謝した。

崩壊した寺院の屋根はほぼ無傷の状態であった。再利用のための作業の多くは将来の再利用のために屋根材を集めることであった。被害を受けた建物は6か月近く手つかずの状態であったため、気温が高くなりカビの問題が発生する前に敷地をきれいに片付ける作業が行われている。さらに、作業する人たちは、片付け作業中、ほかにも再利用できる材料がないか、あるいは歴史的価値のあるものがないか目を凝らしながら作業を行った 

割当てられた作業を終日行い、少なくとも軽トラック9台分のがれきをゴミ処理センターに運搬した。

作業終了後、西念寺境内の入口のところで全員で記念撮影した。再利用のために残りの屋根瓦を集める作業はまだ多く残っている。屋根瓦の除去が終われば、片付け工程は一気にスピードアップが可能となる。

この片付けプロジェクトでケガ人は一人も発生せず、プロジェクトの取り組みの結果を目にして、全員が達成感と喜びを感じた。友情の種と他の宗教との友好関係を築けたことはまさしくこの奉仕プロジェクトから受けた2つの祝福である。七尾市と能登半島地域の人々はさらに教会の名前を知るようになり、この教会をキリストのような奉仕を通じて親切と愛を示してくれる教会であると認識してきている。 

このプロジェクトに参加したボランティアたちは奉仕活動の結果、さらに喜びを受けた。また、彼らは自分たちが支払った犠牲により、さらに思いやりと慈愛を培った。モロナイ7:47には次のように記されている。「しかし,この慈愛はキリストの純粋な愛であって,とこしえに続つづく。そして,終わりの日にこの慈愛を持っていると認められる人は,幸いである。」

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