2024年1月1日に発生した能登半島地震、そして9月の水害により、多くの保育園では子どもたちが遊ぶおもちゃにも大きな被害が及びました。
当時、末日聖徒イエス・キリスト教会金沢ステーク*¹の教会員たちは被災された方々の支援に追われており、東京西ステークの会員に支援の協力を求める連絡が届きました。
この呼びかけを受けて、東京西ステークの扶助協会(教会内の女性組織)会長会は、各ワード*²の扶助協会会長会に声をかけ、協力をお願いしました。その中で、「被災地の子どもたちに手作りの布絵本を届けよう」という温かいアイデアが生まれました。
多くのワードの教会員がこの取り組みに参加し、心を込めて布絵本を作成。皆で力を合わせて、子どもたちに笑顔を届ける活動が実現しました。
支援に協力してくれた会員の方々
甲府ワード教会堂
甲府ワード教会堂の会員:斉藤さん、渡辺さん、丸山さん、御影さん、深井さん 2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved. | 1 / 2 |
町田ワード教会堂
石王成美さん、李美淑さん、黒木智子さん、篠原栄子さん、外村幸子さんが協力してくださいました。
国立ワード教会堂
布絵本を作成する国立ワード教会堂の会員たち① 2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved. | 1 / 4 |
多くの会員の深い愛により、31冊の布絵本が出来上がり、金沢ステークに送られました。

4月15日、この31冊の布の絵本の贈呈式がかわい保育園で行われました。
輪島市からは、健康福祉部の指導保育士・平野弘美さんと、かわい保育園の園長・渡邉なおみさんが参加されました。また、末日聖徒イエス・キリスト教会からは、金沢ステーク扶助協会会長の平田寿子さん、そしてコミュニケーションディレクターの高瀬満さん・美弥子さんご夫妻が参加されました。
届けられた布絵本には、子どもたちが広げて楽しく遊べるよう、さまざまな工夫が凝らされていました。
実際に絵本をご覧になった平野さんと渡邉さんからは、
「市販の絵本にはないアイデアですね」
「温かみを感じる絵本ですね」
と、心温まる感想をいただきました。
今回送られた絵本は輪島市内の6つの公立保育園に配られました。

子供たちが布絵本を見て楽しむ姿が目にうかびます。金沢ステークと東京西ステークの会員の大きな愛と奉仕に心から感謝します。
*1 ステーク 地元の会員の集まりである「ワード」が集まって構成されるより大きな地域的組織。
*2 ワード 地域の教会が管轄する一定の地理的範囲「教区」のこと。