末日聖徒イエス・キリスト教会の宗教教育セミナリー・インスティテュート(S&I)は、世界中のセミナリーの生徒の教科課程に、「人生の備え」という新しいレッスンを導入した。登録する生徒の割合が過去最高となっているセミナリープログラムにおけるこの歴史的な変化は、重要なライフスキルの霊的な価値を理解できるように生徒を助け、生徒の生活のあらゆる面を豊かにすることを目的としている。
これらのレッスンは、通常週に1~2日行われ、セミナリーの生徒が慣れ親しんでいる一連の聖文研究を補足するものとなる。
この新しい教科課程では、以下のようなテーマを取り上げる:
- 神殿への備え
- 伝道への備え
- 学校で成功する
- 自立を育む
- 青少年の強さのために
- 心身の健康
- 教会指導者の教え
- 将来の教育と雇用に備える
宗教教育セミナリー・インスティテュート教育長のチャド・H・ウェッブ兄弟は、2024年1月26日(金)に開催されたセミナリー・インスティテュート年次訓練放送で、セミナリープログラムにおけるこの新たな取り組みを発表した。
ウェッブ兄弟はこう述べている。「これらのレッスンは、キリストを中心とし、聖文を基とし、学習者に焦点を当てる方法で、セミナリー対象生徒の必要に特化した対応をします。配列順聖文研究とテーマ別聖文研究のアプローチを組み合わせることで、これまでに見たことのないような、霊の貯水池の水門が開くよう願っています。」
ウェッブ兄弟と教会教育システム教育委員長のクラーク・G・ギルバート長老は、より強い青少年の世代を待ち望んでいた。
ギルバート長老はこう話す。「イエス・キリストを土台に据え、聖文を錨とする若い男女は、より伝道の備えができており、神殿の聖約に向け努力し、情緒的にレジリエンスが高く、自立していて大学で学ぶ姿勢が優れているのを目にしてきました。」
十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老は、これらの新たなレッスンに大きな期待を寄せている。
「これはわたしにとって、パイにおまけの果物を乗せて、スパイスを振る、さらなる喜びが広がるようなものです。おいしいパイになりますよ。皆さんとともに、わたしもこの方法から学ぶことを楽しみにしていますし、セミナリーで努力し、犠牲を払う人たちに何か特別なことを提供できるのをうれしく思います。」
セミナリー・インスティテュートの影響力
教会のラッセル・M・ネルソン大管長は先日、青少年にセミナリーに出席するよう招いた。
ネルソン大管長はこう述べている。「〔セミナリーに出席する〕ときに、最も難しいような疑問の答えを受けると約束します。信頼できる友人が見つかるでしょう。主イエス・キリストの真の弟子となるでしょう。」
過去3年間で、宗教教育セミナリー・インスティテュートの生徒数は12万5,000人以上増えた。そして2024年、セミナリープログラムに登録したセミナリー対象年齢の青少年の割合は、過去最高を記録した。
ウェッブ兄弟は、2024年CES宗教教育者大会で、S&Iプログラムの広がりと影響力について講演した。
「一例を挙げると、中米だけで昨年、〔セミナリーとインスティテュートの〕教師たちは2万5,000人以上の青少年とヤングアダルトをクラスに出席するよう個人的に招待しました。また、生徒に友達を招待するよう依頼しました。その結果、宗教の異なる3万人以上の友人が出席し、9,000人以上がバプテスマを受けました。」
教会の調査によると、セミナリーに出席する青少年は、将来教会とのつながりを持ち続ける可能性が4倍高くなる。さらに、インスティテュートのクラスに出席するヤングアダルトは、生涯にわたって教会に活発に集い、証、帰属意識、御霊を感じること、個人の献身、家族の献身など、多くの恩恵を享受することも調査によって分かっている。
ウェッブ兄弟はこう付け加えている。「登録者数の増加は、物語のほんの一部です。行く先々で、生徒の人生が変わったという話を耳にします。真剣に聖文研究を行う若者たちは、霊感と希望を得ます。それがわたしたちのクラスで毎日起きていることなのです。」
青少年の会員とその友人はそれぞれ、これらのレッスンから恩恵を受けるよう招かれている。
詳細についてはこちらをクリック。