末日聖徒イエス・キリスト教会は,宣教師候補者が,霊的,肉体的,そして情緒的に宣教師としての奉仕に備えられるように,宣教師になるための備えクラスの新しい教科過程を発表しました。
新しい教師用ガイド「宣教師になるための備え―教えるためのリソース」は,現在,福音ライブラリーとモバイルアプリ上の38の言語で利用できます。このコースは教会全体で同じカリキュラムを用いて教えられ,ワード,ステーク,インスティテュート間で伝道への備えが統一されます。
この教科課程は,宣教師候補者による『わたしの福音を宣べ伝えなさい—イエス・キリストの福音を分かち合うためのガイド』の個人学習を基盤としています。この手引きの第2版は,初版の発行から20年近くが経過した2023年にリリースされました。
ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように述べています。「『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第2版や聖文,生ける預言者の教えを研究し,実践する時に,祝福を受けるでしょう。あなたの証は強められ,救い主の福音を分かち合う能力が増すでしょう。」
宣教師になるための備えクラスの参加者は,宣教師の目的を学び,それが今日の生活や伝道活動のあらゆる面においてどのような指針となるかを学びます。また,より良い福音の教師となり,情緒的なレジリエンスを高めるのに役立つスキルの練習をします。
最終的に,学習者にはイエス・キリストの福音に従って生活し,伝道に備え,救い主の福音を家族や友人に伝える決意をする力が与えられるでしょう。
新しい手引きの「はじめに」の項には,「このコースにある内容はすべて,学習者たちがイエス・キリストと回復された福音に深く改心できるようにすることを目的としています。」と記されています。「人は改心とともに,イエス・キリストの福音を人に伝えたいという気持ちが強くなり,それを伝える能力がついてきます。」
宣教師になるための備えコースの開設,管理,進行に携わる指導者や教師は,新しい教科課程を確認し,だれがそこから恩恵を受けられのるか,よく祈って考えるように勧められています。教師が地元の必要に合わせて内容を調整することで,参加者はこの教科課程から恩恵を受けることでしょう。
この手引きの導入資料には,宣教師になるための備えクラスを組織するための指針が載っています。インスティテュート指導者は,新しいS&Iヘルプセンターで追加のリソースを見つけ,そこで教師のコミュニティーとつながり,アイデアを分かち合うことができます。
宣教師候補者を備えるために指導者と教師が力を合わせて取り組むことは,宣教師候補者と彼らが教える人々がイエス・キリストのもとに来るための助けとなるでしょう。