喜ばしい変更がもたらされたことにより,日本の末日聖徒イエス・キリスト教会の会員にとって,シニア宣教師としての奉仕がより身近なものとなりました。経済的負担を軽減し,より多くの人が宣教師になることを促すために,アジア北地域会長会は日本から伝道に出るシニア宣教師の住居費を大幅に削減することを発表しました。詳細は,2024年12月6日に神権指導者に送られた地域会長会の通知の中に記載されています。
シニア夫婦宣教師は今後,住居費および光熱費として月々最大10万5,000円を支払うことになります。これは,これまでの上限額であった1,400米ドル(約21万円)から,約50%の大幅な減額となります。独身のシニア宣教師の場合,住居費の上限額はこの半額の5万2,500円となります。夫婦の場合の月々の総支出は,およそ25万5,000円(交通費と個人的な費用の見積もりを含む),独身の場合はその約半額となります。この変更は、既に任命を受け、現在フィールドに出ているシニア専任宣教師にも適用されます。
この大幅な費用の変更は,さまざまな経済状況にある会員に奉仕活動の機会をより実現可能なものにしたいという,教会の思いを表しています。
様々な奉仕の機会
日本から伝道に出るシニア宣教師は,そのスキルや興味を生かせる様々な割り当てを通して,永続的な影響を与えることができます。その機会には次のようなものが含まれます。
- 会員と指導者を支援する:ワードや支部を援助して教会の働きを推進する。
- 事務サポート:住居,財務,ビザ,伝道部の記録管理などの管理業務。
- 家族歴史活動:家族歴史センターでのアシスタント業務。
- コミュニケーション:日本における教会の役割を周知させるために,メディア対応や広報活動に協力する。
さらに,シニア宣教師は自宅から働くことを選ぶこともでき,家族や健康上の制約がある人でも,地元にいながら宣教師としての生活を送ることができます。この場合,シニア宣教師に住宅費の支払いの義務はありません。
柔軟な奉仕の機会
シニア宣教師は,若い宣教師と比較して柔軟なスケジュールで奉仕することができ,個人的用事や家族のための時間を確保することができます。また,次のようなことも可能です。
- 伝道部の大会やその他の教会行事に出席する。
- 文化的,歴史的な活動に参加する。
- 重要な家族の節目に,限定的に休暇を取る。
奉仕期間は6か月,12か月,18か月,23か月と,個々の状況に合わせて選択することができます。40歳以上の独身会員も歓迎され,訪問者センター,教会史跡,その他の場所での独身女性の役割も増えています。
奉仕への呼びかけ
地域会長会は,2023年10月の総大会でロナルド・A・ラズバンド長老が述べた次の言葉を強調しています。「わたしたちは皆さんを必要としています。皆さんが必要なのです。シニアの皆さん,これまで歩んできた人生と,家庭やワード,ステークでの模範に感謝しています。皆さんのノウハウとともに,長い年月の間なされてきた数多くの証を携えて伝道に出るようお招きします。」
同時に日本の指導者は,宣教師としての奉仕の機会や祝福を祈りながら考えるよう,会員を招いています。海外や日本でのフルタイムの奉仕,在宅での奉仕,専門的な役割など,だれでも様々な方法で貢献できる場所があります。
詳しい情報や応募については,地元の教会指導者に問い合わせるか,教会の公式ウェブサイト(英語のみ。https://seniormissionary.churchofjesuschrist.org/srsite/?lang=eng)をご覧ください。シニア宣教師としての奉仕はあなたに価値ある経験を与えてくれるでしょう。また,あなたの奉仕と証は,イエス・キリストを教え,証するという教会の取り組みに携わり,支えることによって,人々の生活を変える助けとなるでしょう。