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ニュースリリース

ミドルシングルアダルトカンファレンス,テーマは永遠の結婚

北海道で開催された特別なYSAカンファレンス

10月に行われた札幌YSAカンファレンスに参加したヤングシングルアダルト(YSA)の経験は,これまでとは少し異なるものであった。札幌YSAカンファレンスは,ミドルシングル(25~40才のYSA)向けに開催された初のカンファレンスだったからである。サラ・ウォン姉妹は,「この年齢になるころに教会に行かなくなる人が多い」ため,年齢範囲の変更は素晴らしいアイデアだと感じた。ジェン・ケネス兄弟も,「25才未満のYSAと25才以上のYSAでは関心事が違う」ことから,このカンファレンスは同じような境遇の兄弟姉妹と共に過ごす楽しい機会だったと語った。

10月12日にスタートした3日間のカンファレンスは,お見合い回転寿司という交流アクティビティで始まった。これは,男性を内側,女性を外側として二重の輪を作り,女性が15秒ごとに移動するゲームであるが,参加者はお互いに名前,ワード/ステーク,趣味,仕事を伝えるのがやっとであった。140名の参加者は,登録時から同数の男性と女性で構成されていた。

ゲームで緊張がほぐれた後,参加者はチェックイン時に受け取った動物シールに基づいて4つのグループに分かれた。そうすることで,親しくなる機会も増える。しばらく一緒に時間を過ごした後,各グループは荷物を持ってホテルモントレエーデルホフ札幌に移動し,近くのビュッフェレストランで美味しい夕食を楽しんだ。グループはこの後も,水族館,さっぽろテレビ塔から眺める街の景色,ノルベサ観覧車ノリア,ボードゲーム,公園での謎解きミステリーなど,さまざまなアクティビティで楽しい時間を過ごした。

日曜日の朝,参加者は総大会を全員で視聴してから,屋外のさわやかな秋の天気を満喫した。札幌神殿の敷地では,どのグループが最高の写真を撮れるかを競った。このアクティビティの後は,パネルディスカッションが行われた。石文桃子姉妹は,この週末で最も楽しかったのがこのディスカッションだったと話した。

ディスカッションの司会者は,大田原セッションディレクター夫妻であった。パネリストは,地域七十人のサブストローム長老夫妻,菊池会長夫妻(北海道北ステーク),小笠原会長夫妻(北海道南ステーク),およびセミナリー/インスティテュートコーディネーターである北原ビショップ夫妻が務めた。カンファレンスに先立って,参加者にはパネリストに対する質問を提出する機会があった。質問は,次のようなトピックに関するものであった。

  • どのように出会いましたか?
  • どのようなデートをしましたか?
  • どのようにデートから交際にこぎつきましたか?
  • どのように結婚を決めましたか?
  • 結婚に向けてどのような準備をしましたか?
  • 結婚生活でのコミュニケーション問題にはどのように対応していますか?
  • 結婚生活を強める上でどのような習慣が役に立ちましたか?

これらの質問に答えたサブストローム長老夫妻は,楽しいデートに出かけて,お互いを知ることができるようすることをYSAに勧めた。また,一緒に教会に行き,神殿に参入するようにも助言した。サブストローム長老の信仰が最も大切であることにサブストローム姉妹が気付いたのは,神殿に参入したときだった。姉妹は、神殿での結婚だけを望んでいた。サブストローム長老は,誰と結婚するかに関する答を得られるように神殿で祈ることを提案し,結婚生活で困難に直面するときに神殿で永遠に結び固められていることを思い起こせるのはとても素晴らしいことだと語った。サブストローム長老夫妻は,何年にもわたって経験を分かち合うことで共に「成長」してきた。

小笠原会長が姉妹と結婚したいと思ったのは,姉妹がスクーターに乗っているのを見たときだった。会長は,姉妹をもっとよく知るために努力を重ねた。YSAアクティビティの後は,男性が女性を家に送り届けるのが通例だったが,小笠原会長はいつも姉妹を選び,その努力が実を結んだ。小笠原姉妹は,小笠原会長にたくさんの良いところがあり,神殿に連れて行ってくれる人だと確信した。神殿で結婚することは,姉妹にとって最も大切なことだったのである。小笠原姉妹は,共通の価値観を持つことが非常に大切であるが,考え方の違いを受け入れることも大切だと語った。小笠原会長夫妻は,結婚生活には困難なときもあるが,離婚については一切考えないと約束した。小笠原会長は,家族を優先することの重要性を理解している。姉妹は,教義と聖約第88章84節から,結婚生活を続け,強めるために努力するというインスピレーションを得た。

北原ビショップ夫妻は,教会の召しで共に奉仕することによって自然な形で知り合った。お気に入りのデートは,BYUハワイ校の学生だったときに一緒に日が沈むのを眺めることであったが,状況が変化してからも,長い距離をまたいでデートを続けた。このパターンは、結婚後にビショップが仕事で長期間家を留守にしていたときにも役に立った。北原ビショップ夫妻は常に,つながりを保つための時間を作った。北原ビショップは,伴侶のために自分を変えることを決心するよう提案した。ビショップは冗談交じりにニーファイ第一書3章7節を参照して,夫に対する良いアドバイスは,妻に何かを頼まれたら「行って,…命じられたことを行」うことだと話し,「教会の召しと仕事は大切だが,最も大切なのは妻だ」と付け加えた。

菊池会長が学生だったころ,会長と姉妹も長距離交際を続けていたが,可能な限り頻繁に一緒の時間を過ごした。結婚して家族が増えると,一緒に過ごす時間を見つけるのが難しくなった。菊池会長夫妻は,意識的に時間を作り,夫婦関係を強める必要があることを学んだ。それにもかかわらず,意見がすれ違うこともあったが,福音を分かち合うことは,菊池会長夫妻の結婚生活に素晴らしい祝福をもたらしてきた。

質疑応答セッションからインスピレーションを受けた金子真理姉妹は,興味があった人に声をかけ,デートに誘った。数人のYSAが,もっとよく知りたいと思う人に出会ったと話している。十分に話せなかった人や特に印象に残った人とカンファレンス後につながることを可能にする,特別な「君キュン」マッチング機能も提供された。サブストローム長老は,「このイベントでデートする機会を見つける人もいれば,見つけられない人もいるでしょう。たとえそうなっても,気を落とさないでください」と話し,参加者に対する神の愛と約束を思い起こして,「主(の祝福)を待ち望」みながら,信仰を持って生活し続けるように励ました。

カンファレンスでは,この後も素晴らしい食事や,共に時間を過ごす機会が提供され,参加者全員がつながりを強め,共通の関心を分かち合った。今後のイベントについては,信仰を強めるトピックやYSAの生活に固有の課題について話し合うワークショップに加えて,サービスプロジェクトや交流のための定期的で小規模な集まりがあればよいという意見が見られた。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.