ニュースリリース

宣教師と神殿・家族歴史活動:中野ワードの信仰の旅路

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家族歴史と神殿活動は、先祖とつながることを求め、また幕の両側でイスラエルの集合の実現のために働く末日聖徒イエス・キリスト教会の会員の心の中に大切な部分を占める。この神聖な活動は、霊的な強さの源となり、神のご自分の子どもたちに対する愛を感じることのできる素晴らしい方法でもある。中野ワードでは日曜日に家族歴史の特別集会を開催し、「幕の両側における救いの業」というテーマで、会員たちがシニア宣教師らと共に経験を分かち合った。彼らの話は、子孫の心を先祖に向けるという主の戒めに従ったことを反映するものであり、個人、家族、コミュニティに祝福をもたらすものであった。

中野ワードで開催されたこの日曜日の家族歴史特別集会で分かち合われた証と同様に、アジア北地域内の末日聖徒の間にも同様の証が述べられた。夫のトム・ベネット長老と共に奉仕中のモリーン・ベネット姉妹は、家族のルーツを発見した道のりについて分かち合った。言語の壁と母方の先祖の記録が少ないという困難があったにもかかわらず、ベネット姉妹はあきらめなかった。時間をかけ、ファミリーサーチなど教会が提供するリソースを用いて、彼女は父方の先祖を15代さかのぼることができた。ファミリーサーチを使って、彼女は自分の家族が教会の初期の開拓者であることを発見した。「ファミリーサーチはわたしの家族歴史の情報源として貴重なもので、わたしを過去の家族歴史とつないでくれました」とベネット姉妹は話し、家族歴史を探求したおかげで、自分が家族においてたった一人の教会員でないことが分かったという。

山田長老は、ほぼ不可能であろうと思っていた家族の記録を日本で発見した素晴らしい経験について分かち合った。彼は、自身が「天使」と呼ぶ2人の人から、神殿で先祖のための儀式を行うために必要な重要な情報を集めることができたという。妻の山田姉妹は、日本の聖徒らが1965年7月22日にハワイ神殿に儀式を受けるために初めての神殿団体参入した時の楽しい思い出を話した。

山田姉妹は、ハワイの聖徒らがいい匂いのするたくさんのレイを持って歓迎してくれたこと、そして自分自身と先祖のための儀式を日本人の聖徒らが執行してくれた時のとても霊的な経験を懐かしく思い出した。このハワイ神殿への団体参入に参加するために各家族が払った犠牲によって、彼女自身、そしてハワイの聖徒らの心にも、この旅は強く印象に残る神聖な旅となった。

現在、アジア北地域で宣教師として奉仕中のシンディ・ヘプワース姉妹は、感動的な自身の家族歴史の旅について分かち合った。彼女は14歳の時に改宗したが、家族で一人だけの改宗者であった。彼女は、先祖への愛が強く、先祖について得られる情報があれば何でも知りたいと思っていた。「わたしは祖父母と共にいた時に、家族歴史について彼らに尋ねたことを覚えています。彼らは自分たちの知っていることをわたしに知らせることをためらっていましたが、わたしは先祖を愛し、彼らついてもっと知りたいと伝えました」と彼女は話す。それ以降、ヘプワース姉妹は家族歴史探求について多くのことを学び、クラスに参加したり、ファミリーサーチのようなツールを用いて個人的に情報を得る努力をした。マラキ書4章5~6節を引用し、彼女は子どもたち。

の心がその父に向けられ、父たちの心がその子どもたちに向けられるという約束について話した。「わたしは、幕の向こうに行き、わたしたちが神殿で身代わりとして儀式を受けた人々に会う時、彼らは福音について興味を持ってくれるだろうと思います。彼らは天父の計画についてもっと知りたいと思うでしょう。彼らは心をわたしたち、つまり彼らの子どもたちに向けてくれるでしょう」と証を述べた。その証は彼女の救い主の贖いとこの神聖な業に携わる機会への愛と感謝に満ちたものであった。

ヘプワース長老は、自身とヘプワース姉妹が、人生において神殿での礼拝をどれだけ大切なものとしてきたかを分かち合った。宣教師として伝道に出る前、彼らはユタ州バウンティフル神殿で15年以上にわたり儀式執行者として奉仕してきた。ユタ州レイトン神殿が奉献された後に一時的に奉仕を中断されるように頼まれても、彼らは参入者として神殿の儀式に定期的に参加し続けた。「わたしは神殿において、自分が神殿で交わした聖約を守るために自分自身を再奉献しました。わたしは個人的な啓示を受け、平安を感じ、救い主に対する愛を感じることができました」とヘプワース長老は証した。「定期的な神殿参入は、生涯においてイエス・キリストの弟子となるために、わたしたちができる最も重要なことの一つです」と話しながら、ヘプワース長老は神殿で礼拝する時間を見つけるように励まし、そうすることで霊的な祝福と強さが得られると約束した。

鼓舞される2時間の特別集会に続き、中野ワードの会員とシニア宣教師は数人の教会員によって準備されたおいしいランチを共にした。この時間は、ワード会員と宣教師が語り合い、交流を深める機会となった。ランチを食べながら一致と愛の気持ちが分かち合われることで、日曜日のそれまでの集会で分かち合われた霊的なメッセージと証がさらに意味を増し、参加者にとって忘れられない思い出となった。

特別集会当日の朝、トム・タンカー兄弟のバプテスマ会があった。中野ワードでは、会員と宣教師がLINE上で集合し、毎朝お祈り捧げている。主はわたしたちが愛する人々のために捧げる祈りを聞いておられ、幕の両側で多くの救いの業が行われ、奇跡が起こっている。

中野ワードの会員たちは神殿・家族歴史活動、福音の分かち合いに焦点を当てて生活している。初めて神殿でバプテスマを受ける若い男性たちから、ファミリーグループの記録から自分の先祖のルーツを発見する姉妹たちまで、ワード会員は数多くの祝福を得る経験をしてきた。ワード評議会のメンバーとその他の会員は、ランチの後に自分の思いや経験を分かち合うために集まった。

貫井斉治ビショップは、救い主イエス・キリストの無限の贖罪と、神聖な神殿内で分かち合われる教えに、心からの感謝の気持ちを表した。ネルソン大管長の「積極的に神と共に勝利を得る」ようにとの励ましを受け、貫井ビショップは教会員が神殿を優先した生活を送ると決意することで、奇跡が起こると証した。「日の栄の考え方」を持ち、多くの祝福と聖約、そして永遠に続く結果を常に心に留めて歩むようにという預言者の励ましに感謝しています。わたしは兄弟姉妹と共にこの主の道を歩むことを心から願っています」と分かち合った。

中野ワードの若い女性である飯田綺芽姉妹は、毎月、熱心に神殿に参入し、死者のためのバプテスマを受けている。初めて神殿参入した時のことについて彼女は、緊張感はなく、ただ嬉しかったと話した。「わたしたちは先祖とつながるために神殿に行きます」と話した。綺芽姉妹の姉妹である飯田実俐姉妹も、初めての神殿参入について敬虔な気持ちと喜びという同様の感情を持ったと話した。彼女は友人に、天父の元に帰る第一のステップはバプテスマであることを教えている。「主の宮に来て、ワード会員の神殿活動を助ける時に、イエス・キリストにより近づくことができると感じます」と実俐姉妹は分かち合った。この2人の姉妹たちにとって、神殿活動は単なる儀式ではなく、世代間のギャップに橋を架けることのできる深い愛情表現である。

ワードの若い男性の執事である天野純雄兄弟は、自分の定員会の会員に神殿に参入するようにと励ます。彼は「一緒に行こう」と誘う。彼は母親の支援を得て先祖の名前を準備し、神殿に参入することで霊的なことを優先する助けとなると共に、将来、宣教師として果たす役割の基礎を作ることができるという。「神殿は一番大切なことに焦点を当てる助けとなります」と話した。

馬込来真兄弟は、東京神殿のオープンハウスに友人を招待した。友人が神殿の部屋がとても清潔で静かなので平安を感じると話してくれた時、来真兄弟はとても嬉しかったという。来真兄弟は、神殿活動は自分の信仰を強め、将来、宣教師として奉仕するための準備をする機会となると考えている。

扶助協会顧問である塩浦こずえ姉妹は、「中野ワードは、教会堂の中に家族歴史センターと呼ばれる部屋を設けることで、ワード会員の家族歴史活動を積極的に支援しています。ワードでは四半期に一度、神殿団体参入を計画し、交通手段を提供することで年配の姉妹たちも参加できるように助けています」と話した。

長老定員会顧問の八木俊一兄弟は、自分自身の神殿参入について、初めて参入したのは2013年にエンダウメントを受けたときであり、それは自分の人生にとってのターニングポイントとなり、神殿での礼拝と奉仕を行う決意を固めるきっかけとなったと話した。八木パメラ姉妹も、神殿の結び固めの力について力強く証した。彼女は自分の家族が永遠に結び固められることを強く望み、その祈りに対する答えは素晴らしい方法を通して与えられることになった。八木家族が子どもと一緒に東京神殿の別館に神殿推薦状の面接に来たとき、彼らは2人の神殿参入者に神殿の前で写真を撮って欲しいと頼んだ。驚いたことに、そのうちの1人は八木兄弟にバプテスマを施した宣教師で、もう1人は八木家のホームティーチャーの息子であった。この経験を通して、八木姉妹は証を得た。彼女は「天父はご自分の子どもたちのことをご存じで、わたしたち1人ひとりを愛してくださっています」と話した。彼女は自分の家族の霊的な旅路に、そして神の導きが与えられていることを確信させた主の深い憐れみに対して、感謝の気持ちを述べた。

ワードのその他の会員も、神殿家族歴史活動に携わりながら、同様の祝福を受ける経験をしている。しばらく教会をお休みしていた田中太輔兄弟は、彼の叔母のゆるぎない祈りがきっかけとなり、教会に戻る決心をした。彼は自分の家族歴史を国会図書館で調べている時、徳川吉宗の時代にまで系図をさかのぼることができた。この経験を通して、彼は自分の先祖につながっていると感じることが喜びになるとわかると同時に、聖約の道を歩み続けたいという望みを強めることができた。

児島愛子姉妹は、自身の改宗につながる神殿での経験を話した。神殿参入の機会はないと思ったことのある児島姉妹は、今年の7月13日、東京神殿においてすでに亡くなっている愛する夫との結び固めをついに受けることができた。東京神殿の青木秀樹会長ご夫妻、そして神殿奉仕者によっても彼女に示された愛と思いやりは、彼女の心に感銘を与えた。この経験は、彼女の信仰を強めただけでなく、自分の先祖のために神殿活動を続けるという決意を固めさせた。

中野ワードの、そして広くはアジア北地域の会員が神殿・家族歴史活動に引き続き携わることで、彼らは「子孫の心はその先祖に向かうであろう」という主の約束が成就するのを目にするであろう。彼らの献身と信仰、そして犠牲にした時間と労力は、彼ら自身の人生を変えるだけでなく、彼らの先祖の人生をも変えることになる。イエス・キリストの贖罪を中心としたこの神聖な活動は、現在だけでなく永遠にわたっても、個人と家族に祝福を与えるものになるであろう。

「福音を宣べ伝え、死者を捜し求めることは、互いに補完し合う一つの偉大な業であり、誠実に真理を探究する人の心を、変え、先祖に向け、清めることを目指す愛の働きです。伝道活動と神殿・家族歴史活動の間に人が引きがちな境界線は、現在、消されつつあります。これは一つの偉大な救いの業なのです。」デビッド・A・ベドナー長老

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