岡山ステーク(末日聖徒イエス・キリスト教会)は、2024年9月21日(土)に岡山ワードの教会堂で第7回目となる年次献血イベントを開催しました。この活動は、献血と音楽パフォーマンス、アート展示を組み合わせたもので、地域社会に広く認知され、社会福祉の促進と地元コミュニティとの交流を深める目的を持った人気のイベントに成長しています。
今年のイベントには180名の来場者があり、奉仕とエンターテイメントを融合させたこの取り組みは、多くの人に愛される伝統となりつつあります。
【創意工夫の歴史】
このイベントのきっかけは、2015年に岡山ワードが伝道開始60周年を記念して初めて行った献血活動でした。40名が献血を希望したものの、定められた基準を満たすことができず、そのうちの3割が献血できないという結果となりました。そのため実行委員会は、次回からは献血できない人も楽しむことのできる体験を盛り込もうと決意しました。
翌年、ワードからステークに主催が移ったことでイベントの規模が拡大されました。献血と同時にミニコンサートを開催し、マリンバ奏者やユーフォニウム奏者など、教会の内外から様々なアーティストやパーフォーマーを招きました。彼らがボランティアで披露してくれた芸術的才能は、イベントに豊かな彩りを与えてくれました。
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【高まるエンターテイメント性とさらなる飛躍】
2018年には、教会員2名の模型製作愛好家が作品を展示したことで、イベントがさらなる飛躍をとげました。彼らが教会外の模型愛好家にも声をかけた結果、100点を超える模型作品が集まり、広く地域の関心を集めることができました。来場者は120名を越え、そのうちの80名は教会員外の方々でした。これを機に「岡山ビルドモデラーズ」と銘打った月例プラモデル製作会が教会員2名を含む5名で結成され、教会を会場としたプラモデルの制作と親睦が始まりました。メンバーの数を徐々に増やし、親睦を深めながら制作技術も向上させてきました。団体としてプラモデルの全国コンテストにも参加し、2023年には「ガンダムホビーライフ」誌の模型コンテストで見事1位を獲得し、全員で喜びの声を上げました。現在30名ほどのメンバーのうち8割は教会員ではありません。
今年は地元の高校の模型クラブも展示に参加するようになり、作品数は過去最高の429点に上りました。イベントのエンターテイメント性はさらに幅を広げています。昨年は西大寺吹奏楽団がアニメソングを文化ホールで演奏し来場者を魅了しました。このコラボレーションは好評を博し、今年も継続されました。毎年、絵や写真やデジタルアートなど、その年によって異なる展示コーナーを設け、来場者を楽しませています。
【持続可能な発展と広がり】
高齢化などによって教会員の献血可能者は年々減少していますが、模型グループによるチラシ配布、地元ラジオ局での宣伝、SNSキャンペーンなど様々な広報活動を通じて、教会外の多くの参加者をイベントに招くことに成功しています。このため、岡山ステークの献血イベントは、地域社会に開かれた持続可能な活動として成り立っています。
献血、アート、音楽のコラボレーションにより、この活動は多くの皆様にとって楽しく意義深いものとなりました。岡山ステークは、奉仕とエンターテイメントを融合させたこの取り組みを維持し、さらに進化発展させたいと願っています。来年も大きな成功を収めることを目指し、地域社会との交流と奉仕活動を引き続き推進していく計画です。