フィリップ・リード・ラーチャー長老とユキコ・ノダ・ラーチャー姉妹は、結婚する前からシニア宣教師として奉仕するという決意をしていた。2022年11月に宣教師としての奉仕を始めたラーチャー夫妻は、米国ワシントン州シアトルの自宅に最近帰還するまで、山梨県の甲府ワードで奉仕していた。彼らは2人とも、若い頃に東京南伝道部で専任宣教師として奉仕(1977~1979年)した経験を持つ。彼らには、会員指導者サポート(MLS)宣教師として奉仕する機会があった。
ラーチャー夫妻は、ワード会員にファミリーサーチの支援を行うとともに、神殿準備クラスも教えた。伝道中の特記すべき事柄としては、彼らは30年以上お休みしていた未亡人のフジモト姉妹が神殿に戻るための準備を助けたことである。長期間お休みしていたが、フジモト姉妹は最初にもらった神殿推薦状をずっと持っていた。ラーチャー夫妻が救いの計画についてフジモト姉妹に教えたとき、彼女は夫と神殿で結び固められることを願った。神殿参入した日、甲府ワードの32人 (活発会員の約半数) の会員が彼女とともにエンダウメントのセッションに参加した。エンダウメントの後、フジモト姉妹は亡くなった夫、そして自分の両親に結び固められた。この経験についてフジモト姉妹は、「御霊に包み込まれているような感じがしました」と話した。ラーチャー姉妹は「フジモト姉妹は心の清い方で、とても謙虚な姉妹です」と述べる。
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ラーチャー夫妻は、若い宣教師が福音を分かち合うのを助けながら彼らと共に働くことを楽しんだ。ジョン・マキューン長老が宣教師らに、奇跡を求めて祈るようにとチャレンジしたとき、ラーチャー夫妻はこのチャレンジを受け入れた。すると、彼らは主の深い憐れみを頻繁に目にし、そのおかげで数年前に気分を害する経験をしたことで教会に行くのをやめた夫婦が再び教会に戻ってきた。ラーチャー夫妻のこの夫婦に対する尊敬の念が大きかったため、彼らが礼拝堂に入ったとき、ワード全員が立ち上がり敬意を示した。またラーチャー夫妻は、この夫婦のミニスタリングブラザーとシスターを彼らに紹介し、関係を築けるように助けた。
その他、ラーチャー夫妻が経験したことの例としては以下が挙げられる:
- フードパントリーでの支援
- 英語クラスの教授
- 病院のニュースレター
- ワードの活動支援
- ステーク大会での話者
- 神殿のオーディナンスワーカーとして奉仕
- 若い宣教師らの送り迎えを提供
ラーチャー夫妻は「わたしたちは、どのように奉仕すればよいかを学びました」と話した。隣人に奉仕することで、彼らが天父の自分に対する愛を少しでも理解できる助けとなると二人は考えている。ラーチャー夫妻が自分たちの経験を分かち合うのを見ているだけで、宣教師としての奉仕を心から楽しんでいるのが見て取れた。彼らは、すべての会員が将来伝道に出ることを決意するようにと励ましの言葉を送る。家を離れることができず専任宣教師として奉仕することが困難な人には、「家にいながら奉仕できる方法をビショップに尋ねてみてください」と提案する。