ラッセル・M・ネルソン大管長は100歳の誕生日(2024年9月9日)を迎えるにあたり,聖典の中でイエス・キリストが100という数字を使って奉仕と愛についての教訓を教えておられる箇所を強調しています。
いなくなった羊のたとえ(マタイ18章とルカ15章)の中で,イエスは,思いやりのある羊飼いが自分の羊のために行うように,いなくなった人がたとえ100人の中の一人であったとしても,わたしたちも助けを必要としている人に手を差し伸べるべきだと教えておられます。 ネルソン大管長はこの例を挙げて,自分の100歳の誕生日を祝うために人々ができることとして,助けを必要としている「一人」の人に手を差し伸べることを提案しました。
9月9日の誕生日の100日前にソーシャルメディアに投稿したメッセージの中で,ネルソン大管長は次のように述べています。
「わたしの人生を明るくしてくれる一つの霊的な贈り物があります。それは,一人一人が,人生で喪失感や孤独を感じている『一人』に手を差し伸べるという贈り物です。これからの数か月,祈りの気持ちで次のことを,深く考えてください。『落胆している人をだれか知ってるだろうか。』『だれかと和解したり,だれかに赦しを求めたりする必要があるだろうか。』『最近,理由はよく分からないけれども,だれかの名前が頭に浮かぶだろうか。』これらの質問を主に尋ねるとき,助けの必要な人に手を差し伸べ,高める方法が分かるように,主は霊感を与えてくださいます。」
救い主の模範に従うことによって,わたしたちは「イエス・キリストの愛を世界中に広める」ことができるとネルソン大管長は続けています。