教会教育システムの発展と勢い

今年は，過去最多である約15万人の生徒が，末日聖徒イエス・キリスト教会の提供する 高等教育に登録している。また，BYUパスウェイを通して3年制のオンライン学位が近 いうちに提供されるという最近の発表に伴い，オンラインの選択肢が広がっている。

「教会教育システム（CES）にはとてつもない勢いがあります」と，CES委員長のクラ ーク・G・ギルバート長老は言う。「わたしたちは，パンデミックから抜け出してきた 学生たちが，教会全体で共に集うことを望んでおり，彼らの中に，より深い取り組み， より高い関連性，真の集中力があるのを目の当たりにしています。……イエス・キリス トの弟子を育むというわたしたちの目的に関して，〔CES〕全体に一致が見られま す。」

ギルバート長老は，CESには現在100万人以上の生徒がいると述べている。それには， 180か国以上に住む7万人のBYUパスウェイ・ワールドワイドの生徒が含まれる。BYU アイダホの生徒数は2000年以来3倍以上に増えている。また，セミナリー・インスティ テュートへの登録数は，人口増加率よりも高い。

「末日聖徒イエス・キリスト教会のどこにいようと，今は手ごろな価格で質の高い，霊 的に基づいた教育を受けることができます」と，ギルバート長老は言う。

教会のすべての大学で，家庭や教会，地域社会を導くイエス・キリストの弟子を育成す ることに，初めから終わりまで焦点が当てられている。

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「大学で行うことはすべて，主の福音で始まり，主の福音で終わります」と，BYU学 長のC・シェーン・リースは言う。「これには，イエス・キリストの福音に伴う希望も 含まれます。それは，イエス・キリストの福音がもたらす思いやりと敬意に伴うもので す。」

末日聖徒は，学ぶことは救いにとって不可欠であると信じている。聖文は，知識を求 め，研究と信仰によって学問を求めるよう勧告している。ラッセル・M・ネルソン大管 長は次のように教えている。「この教会では，教育を受け，知識を得ることは宗教的な 責任です。知性を磨き，いつかほかの人のために価値ある奉仕ができるようにするので す。」これらの真理は，ギルバート長老のイエス・キリスト教会における親と青少年に 対しての教育に関する4つの主要なメッセージに反映されている。

1. 教育は霊的な責任である

2. 個人の学習に主を招く

3. 教会教育システム全体におけるBYUの霊的な指導力は強く，成長していること を確信する

4. BYUアイダホはすばらしい選択肢である

ギルバート長老は最後の点について，学生が「すばらしい教会教育経験をするために BYU〔プロボ〕に行く必要はない」と強調した。レックスバーグを拠点とする学校 は，「伝統的な大学からすべてを取り除き，『生徒の学習経験にとってほんとうに大切 なことは何か』を考えました。」ギルバート長老はこう述べている。「BYUアイダホ は生徒に焦点を当て，教えることを中心としており，クラスの平均規模は従来の大学よ りもはるかに小さいです。」

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教会の大学に通っていない人々に対して，ギルバート長老はこう言っている。「インス ティテュートに出席してほしいと思っています。教会が組織されているあらゆる場所で インスティテュートプログラムがあります。」宗教教育インスティテュートは，世界中 の何千もの地域で宗教教育を提供している。インスティテュートのクラスには，聖文や 教会歴史，教義，結婚や伝道の備え方の研究が含まれている。

「自身の教育の進捗状況や背景，個人的な状況がどうであろうと，教会教育システムに は皆さんのための場所があります」とギルバート長老は言う。