- Elder-Stevenson-at-the-Devotional-for-Okinawa-Temple-district
- Elder-Stevenson-watches-Okinawa's-traditional-dance
- Elder-Stevenson-greeting-Brother-Kensei-Nagamine
- Congregations-of-Okinawa-Temple-District-Devotional
- The-Primary-Choir-of-Okinawa-Japan-Stake-and-Okinawa-Military-District
- YSA-and-Missionaries-Choir-of-Okinawa-Temple-District
- Elder-Stevenson-talks-at-the-Okinawa-Temple-District-Devotional
- Brother-Willis-L.-Wright;-one-of-the-first-group-of-missionaries-arrived-to-Okinawa-in-1956
- Elder-Stevenson-at-Okinawa-Temple-District-Devotional
- Elder-Stevenson-greeting-a-pioneer-Brother-Takeshi-Miyara
- Elder-Stevenson-ministering-to-a-blind-member
- Elder-and-Sister-Stevenson-ministering-a-primary-child
- Elder-Stevenson-ministering-to-members-in-Okinawa
- Elder-Stevenson-and-Pioneers-in-Okinawa
- Elder-Stevenson-ministering-to-members-in-Okinawa
- Elder-Wada-ministers-to-a-family-in-the-Okinawa-military-district
- Two-Towers-of-Okinawa;-Okinawa-military-district-president-and-Okinawa-Japan-Stake-president
- Elder-Domon-(Area-Seventy-watched-the-Okinawa-Temple-district-devotional-at-the-Itoman-ward
- Elder-McCune-visited-the-Futenma-ward
- Elder-McCune-ministered-to-youth-in-the-Futenma-ward-in-Okinawa
- Elder-Esplin-visited-the-Naha-ward-in-Okinawa
- Elder-Esplin-visited-to-Naha-ward-in-Okinawa
1 / 2 |
日本沖縄神殿の奉献を2日後に控えた2023年11月10日(金)午後7時、十二使徒のゲーリー・E・スティーブンソン長老夫妻を迎えたディボーショナルが、沖縄神殿に隣接する沖縄ワード(沖縄軍人地方部センター)で開かれた。その模様は沖縄神殿地区のすべてのユニットに放送され、各地の会員たちが視聴した。
沖縄ワードにスティーブンソン長老と、アジア北地域会長の和田貴志(わだ・たかし)長老夫妻を迎えたほか、普天間ワードには地域会長会第一顧問のジョン・A・マキューン長老夫妻、那覇ワードには第二顧問のJ・キモ・エスプリン長老夫妻、糸満ワードには沖縄担当地域七十人の土門大幸(どもん・ひろゆき)長老夫妻が訪れた。
このディボーショナルではまず、礼拝堂の前方で優雅な琉球舞踊が披露される。スティーブンソン長老夫妻と和田長老夫妻は、武冨由香(たけとみ・ゆか)姉妹の演舞を興味深く観覧し、拍手を送った。
沖縄ステークの若い世代の兄弟、軍人地方部の若い世代の姉妹がそれぞれ証をしたのに続いて、日米の子供たちの聖歌隊、YSA・宣教師合同聖歌隊が賛美の歌をささげた。「両方とも教会の将来ですね」とスティーブンソン長老はコメントする。アメリカ人と日本人が共に声を合わせて歌う様は、ともに一つの神殿を支えていくという沖縄の未来を象徴していた。
また和田長老により、沖縄の教会歴史を築いてきた開拓者・指導者が紹介される。その中に1956年、沖縄に上陸した最初の宣教師の一人、ウィリス・L・ライト兄弟(93歳)の姿があった。ライト兄弟は専任宣教師のとき沖縄で最初の支部会長を務めた。彼は67年の時を越えて日本語を覚えており、こう語る。「わたしは証します。もし,聖霊によって恵みを受けるならば,忠実な生活をするならば,その賜物は全然なくなりません。それによってわたしは今でも日本語を少しだけできます。」
吊り橋を支える2つの塔の力
集会の最後にスティーブンソン長老が壇上に立った。
「大好きな橋」だという東京のレインボーブリッジ建設過程の写真を見せながら、吊り橋を支える2本の塔について話す。レインボーブリッジの建設はまず、巨大な2つの塔を建てることから始まった。そこにワイヤーが張られ、二層のデッキを吊っていく。「吊り橋の2つの塔の大切さについて考えてみてください。英語では『Power of Tower 』すなわち塔の持つ力、と言います。」
スティーブンソン長老は、最も大切な戒めについてのイエス・キリストの言葉を引用する。「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。」*1 そして、巨大な吊り橋全体の重さが2つの塔にかかっているように、「神を愛し、隣人を愛する。この2つの戒めに律法全体と預言者、その全てがかかっていることを思い出してほしいのです」と語る。橋の2つの塔がワイヤーで支え合っているように、これら二つの戒めは互いに繋がっているとスティーブンソン長老は言う。「『もしあなたがたがわたしを愛するならば、わたしのいましめを守るべきである』*2 と主は教えられました。わたしたちが戒めを守り、神を愛し、そして隣人を愛するのです。」この力強い2つの塔(戒め)を基に、大人も子どもも一人一人が、自分の人生の橋を築き始めるように、とスティーブンソン長老は勧める。
またスティーブンソン長老は「ユニークな」沖縄神殿地区の末日聖徒に寄せて、別の角度から「2つの塔」のたとえを話す。
「日本沖縄ステーク、そして日本沖縄軍人地方部……が、目的によって一致し、また神殿によって一致するなら、異なった文化と経験を持つ末日聖徒が正しい精神をもって一致できるのです。『わたしの民をシオンと呼ぶ。なぜなら彼らは一つの思い、一つの心をもって義によって結ばれるからである。』*3 わたしたちは沖縄でこのようになりたいのです。神殿の中でこういう状態を望みます。……日本沖縄ステークと沖縄軍人地方部、この2つの塔が美しい橋を支えているのです。心が結び合わされて一致しているのです。天に向かってそびえ立っているのです。」
スティーブンソン長老は最後にこう約束する。「この義にかなった一致を皆さんの中で見ることができますように。……神殿に参入することによってその祝福が得られます。皆さんにその証をお伝えします。」
集会後、それぞれの会場では、沖縄の会員たちと指導者らが歓談を繰り広げた。沖縄ワードでは、スティーブンソン長老夫妻と和田長老夫妻が、あいさつを希望して長い列を作る会員や宣教師たち一人一人と握手をし、1時間以上にわたって丁寧に言葉を交わした。スティーブンソン長老らが会場を後にしたのは午後10時を回った頃だった。◆
*1 マタイ22:37−38
*2 ヨハネ14:15
*3 モーセ7:18