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2016年10月28日、テレンガーナ州にあるハイデラバード村は大いに賑わっていた。LDSチャリティーから逆浸透膜(RO)浄水浄化装置が寄付されたのである。LDSチャリティーは末日聖徒イエス・キリスト教会が基幹の人道支援団体である。
70ある村のうち53カ所に逆浸透膜(RO)浄水浄化装置が設置された。2017年1月までに、全70カ所で稼働予定である。
村人たちの喜びようは、お祭り騒ぎのようであった。太鼓を叩き、歌や「テレンガーナ」を叫ぶチャンツが唱えられ、村の指導者や政府高官、立法議会員たちが一堂に会し共に祝った。政府高官は、自分たちの監理区に浄化された水が整ったことを非常に喜んだ。
ボンギリ区のパイラ・シェカー・レディ氏は、「村にきれいな水を供給してくれたLDSチャリティーに感謝しています」と述べた。
RO浄化装置1基につき、2,500から3,000人の村人に浄水を提供できる。浄化装置は村の建設した建物の中で管理され、地元管理で運営される。地元の水道局が建物の安全を管理し、浄水は20リットルあたり最小限の料金で提供される。徴収した料金は、6カ月ごとのフィルター交換に使用される。
地元管理・運営はLDSチャリティーのモットーである。
ハイデラバード周辺の村々では純水を必要としている。ハイデラバードの水はフッ化物が多い。フッ化物が多いと、骨変形を引き起こしやすくなる。また、食品の腐敗も早く進み、家計の負担となる。
RO浄化装置の取材に多くのメディアも訪れた。取材陣は、「LDSチャリティは、これまでどの団体もやったことのないチャリティを成し遂げてくれた」とのコメントを残した。
地元の女性はRO浄化装置が稼働するのを心待ちにしており、持ってきた壺に浄水を満たした後、肩に抱えて帰宅していった。この水で家族や子どもたちの健康が守られる。文字通り、骨が強くされるのである。
Z.P.H.S.クレラ学校の生徒は、学校へのRO浄化装置設置の請願書をLDSチャリティー宛てにしたためた。「村のためにしてくださった奉仕に感謝します。できれば、学校にもウォータータンクを提供してくださるとうれしいです。」
LDSチャリティーとRO浄化装置製作会社リキッド・ソルーションは、昨年内に70の村々に浄化装置を設置するために尽力した。村人と立法議会員の感謝はひとしおであった。
アィエル区の立法議会員であり、テレンガーナWHIP注)のゴンキディ・スニタ・レディ女史は、「LDSチャリティと教会の皆さんをいつでも歓迎します」と述べた。
注)WHIPはインドの政党に属する役職名