PBSは最近、短いビデオの中で教会の福祉プログラムを特集しました。このビデオは始めに、「もっと大きく、有益なチャリティー団体がほかにあるかもしれません。しかし、末日聖徒イエス・キリスト教会内にある福祉の伝統は世界最高峰の一つに違いありません」と述べられています。
PBS担当記者のラッキー・セヴァーソンはあらゆる面から福祉システムを見ています。缶詰工場、ストアハウス、そして被災地援助を支えるには150万時間にも及ぶボランティア時間が費やされています。そしてその膨大な時間は会員たちの断食献金と寄付によるプログラムによって運営されているのです。
ビッショップストアーハウスのマネージャーであるリチャード・ハンプフリーズはこのように語っています。「私たちには国防省、陸軍、海軍、海兵隊、FEMA(連邦緊急時管理局)がありました。そして、彼らはみんな来て、このように言うのです」「どこへ行こうと、私たちは常にモルモンがどのように一番最初に現場についているのかを目の当たりにします」
とはいえ、いくつかの教会の福祉プログラムの特色は他のものとは分け隔てるものがあります。まず最初に、人々の宗教や生い立ちに関係なく、助けを必要としているどんな人にも援助しています。「彼らが教会員であったり、彼らの信条による義務感から来る援助ではありません。人々が純粋に助けを必要しており、私たち自身がこの行いが正しいと感じているから援助するのです」と教会福祉ディレクターであるスティーブ・ピターソンは話します。
第二に、この福祉プログラムはただ援助物資だけを与えることはしません。その代わりに、プログラムは人々の職業技術を高める助けをしつつ、彼ら自身が働くことを奨励することによって、自立方法と自尊心を養わせるのです。
「このプログラムは人々に自身の価値を感じさせる助けとなります。私が話している何人かの人たちは仕事が見つけられず、自分の家族を養えないために自分自身に価値を感じられていません」と地元のビショップであるポール・ロバーツは言います。「彼には価値があり、彼ら自身が貢献できるということを理解させる助けとなるのです」