ニュースリリース

「とにかく奉仕する(Just Serve)」ためにモルモンが地元のフードバンクと共同でプロジェクトに参加

9月18~22日の「空腹を抱える人を思う週間(Hunger Awareness Week)」中、末日聖徒イエス・キリスト教会はカナダ・エドモントン州のカルガリーにあるフードバンクや近隣コミュニティと共同で食料配布のために戸別訪問を行った。

カナダ中のフードバンクはボランティアに頼りながらカナダで問題となっている貧困問題の解決に乗り出している。今回、モルモンのボランティアたちは、自分の信仰を行動に変えることで近隣の人々を助ける経験ができ喜んでいる。

 

「『自分は信仰を持っている、信じている』と口で言うことは簡単ですが、その信仰で実際に行動を起こして隣人を助けるとき、それこそが、主がここにいたら行われるであろうことを行っていることになると言えるでしょう。わたしたちはここカルガリーでそれができて嬉しく思います」とエドモントンのフードドライブ(食料品の寄付を募り、集まった品を貧困者に配達する活動) を担当する教会のスポークスマンであるシャンテル・マクマリンは語った。

カルガリーとその近隣地域に住む多くのモルモンにとって、市全体をカバーするフードドライブのためにボランティアとして働くことは、家族の伝統になっている。フードドライブに対する教会の支援は、何年も前に教会員であるジェフ・ジェイコブスがカルガリーのフードバンクを訪問し、自分のワード会員とフードバンクが共同でフードドライブを行い地域への奉仕活動を行ったことから始まった。初めてのフードドライブは大成功を収め、それ以降毎年行われるようになり、このプロジェクトはカルガリー中の教会全ワードへと広がり、カルガリー市全域をカバーするに至った。

カルガリーのワイルドウッドワードの会員であるブレント・ビーバーの家族は、今年で11年目のフードドライブ参加となる。ブレントの妻サラは、「最初に始めた頃は、まだ下の子どもたち2、3人を乳母車に乗せて、食料品が入った袋を配達していました。今では地域に友人もでき、彼らも食料品が入った袋を配達するのを手伝ってくれます。とても楽しい地域奉仕プロジェクトになりました」と語った。

カルガリー・アルバータステークの会員で、このフードドライブに過去12年間ボランティアとして参加し続けているドン・レーは「このプロジェクトは思いやりのある活動で、特に景気の悪い時期には、困った人を助ける奉仕の機会を与えてくれます」と述べた。ドンの10歳になる孫のアンダースは、食料品収集所となるカルガリー・ウエストブルックモールで祖父と肩を並べて働き、「人が奉仕する姿、お互いに助け合っている姿を見るのは楽しいです」と話した。

カルガリーフードバンクのCEOであるジェームス・マキャラは「市全体で行われているフードドライブはフードバンクの需要が高くなる時期に行われます。9月は寒くなり光熱費がかさみ始めるとともに、子どもの学校の新学年が始まる時期で何かと物入りです。食費の工面に苦労する多くの人々にとってこういった生活費の増加は、緊急の食糧支援を受けるきっかけとなります。ここ数年の景気の低迷で、カルガリー住民も貧困にあえいでいます。市全域をカバーして行われるこのフードドライブによって、危機に瀕する住民のために食料を確保できます。空腹では苦しい状況から立ち上がる力が湧いてきませんからね」と語った。

地域住民の苦しみをやわらげ、生活の質を高めるための奉仕の機会に関する情報は、JustServe.orgというウェブサイトに投稿、またはそのサイトで見つけることができる。このサイトでは、組織がボランティアを必要としているという情報や、ボランティアが地元で奉仕できる場所を見つけるのに役立つ情報が提供されている。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.