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アリゾナ州メサ神殿に大規模改修工事が計画される

1927年に奉献された神殿

2018年5月10日(木)、末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史的なアリゾナ州メサ神殿に関する詳細な大規模改修工事の計画が発表された。数日後には2年にわたる改修工事のために神殿は閉鎖される。

75,000平方フィート(約7000平方メートル)の神殿には、敷地改善、外壁メンテナンス、内装仕上げ、空調設備のためのシステムメンテナンスを含む大規模改修工事が行われる。工事は2020年に終了が見込まれており、再開にあたって神殿は一般公開される。

「神殿でもシステムは老朽化します。神殿内のシステムを安定させ、神殿自体にも改修工事を行う機会となります」と教会の特別プロジェクトの実務運営ディレクターであるブレント・ロバーツが語った。

改修工事の一環として、訪問者センターも取り壊され、リージャー通りとメインストリートの南西の角に新しく建て替えられる。そこでは双方向性のさまざまな展示物やイベント、神殿についての歴史的情報が提供され、家族歴史研究やティーチングのための施設も作られる。

 

築91年となるメサ神殿にとって、今回の改修工事は2回目となる。1975年には改修工事の後スペンサー・W・キンボール大管長によって再奉献されている。1927年に最初に完成したメサ神殿はヒーバー・J・グラント大管長によって奉献され、アリゾナ州6番目の末日聖徒の神殿である。

アリゾナ州メサ神殿はその歴史が長いことに加え、初めてスペイン語で儀式が行われた神殿でもあり、米国以外の末日聖徒に恩恵をもたらしてきた。

「1945年に、この神殿で初めて英語以外の言語で儀式が行われました。神殿奉仕者はスペイン語を学びました」と教会歴史部の史跡管理人であるエミリー・ウットが語った。

教会広報の地元ディレクターであるロック・アーネットは「この神殿は地域の会員にとっての神殿というだけでなく、南アメリカから中央アメリカに至る多数の国からの訪問者のための神殿でもありました」と付け加えた。

今回の改修工事では、神殿そのものを改善するとともに、歴史的な雰囲気やオリジナルデザインを生かしながらも参入者の神殿での経験がより良いものとなるように改修される。神殿中に飾られた壁画は細心の注意を払って保護され、さらに新しい壁画も古いものを補完する形で加えられる。

さらに、屋根と排水システムも取り換えられ、室温コントロール改善とエネルギー節約を目指し窓も新しいものに取り換えられる。また障害者のために神殿へのアクセスを改善するための工事も行われる。

神殿の敷地にも大規模改修が行われ、神殿周辺の風景とよりマッチするようにされる。訪問者センターと神殿北側の水を取り入れた風景は作り変えられ、反射池、サイドガーデン、メインストリートに続く景観が改善される。神殿入口の反射池は修繕が加えられ、現在の場所に据え置かれる。木陰を作る木々は現状のまま保存し、新しい庭にも木々が加えられる。

神殿の敷地は、1928年から続くコミュニティの伝統行事でもある恒例のイースターにまつわる歴史ショー(パジェント)の開催現場としてさらにアクセスしやすくなるように、新しい小道や歩道などが加えられる。

末日聖徒の神殿は「主の宮」であると考えられ、信仰深いモルモンが結婚や家族を永遠に結び固める神聖な儀式に参加する場所である。神殿は、日曜日の礼拝行事や、その他の活動のために誰もが入ることのできる集会所や礼拝堂とは異なる。

アリゾナ州メサ神殿についての歴史情報のダウンロードはこちら。

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