イエス・キリストの使徒として召されて3カ月になるゲレット・W・ゴング長老とウリセス・ソアレス長老は、ユタ州および国内メディアとの2時間の会見において、キリストの愛を分かち合うために世界中を巡回してきた経験について話した。
テンプルスクエアのノースビジターズセンターのキリスト像の横で行われたジャーナリストとの会見に先立って行われた20分のインタビューで、2人の使徒らは使徒という召しを受けたことが自分たちをとても謙遜にしたと話した。また2人は、聖典にあるように「全世界におけるキリストの名の特別な証人(教義と聖約107:23)」となる上で、自分たちの妻が果たしてくれる役割が不可欠であると語った。
ゴング長老はアジア系米国人として初めて教会の使徒に召された。ゴング長老は、妻のスーザンと一緒にラッセル・M・ネルソン大管長から召しについて聞かされたときは圧倒される思いがしたと述べた。「わたしはスーザンが傍にいてくれたことを感謝しています。その時わたしたちは二人して泣きました。そして、その後にも涙しました。…スーザンは霊的にとても敏感です。彼女はいつも周りの人に気を配っています。わたしは、困難なことも楽しいことも妻と共に経験できることに感謝しています」と結婚38年になるゴング長老は妻について語った。
ゴング長老と姉妹には4人の子供と3人の孫がいる。
ブラジル・サンパウロ出身のソアレス長老は初めて南米から召された使徒となり、ゴング長老と同様の気持ちを表した。
「妻とわたしは、このような機会をいただき主に感謝しています。しかし、救い主の正しい代理人となるには、つまり救い主の気持ちを世界中のすべての人に向かって代弁し、主の愛を持ち、それをすべての人に届けるのは、簡単ではないのはわかっています。この責任の大きさには圧倒されますが、主と共にこの御業を行えば、わたしたちにもできると思います」とソアレス長老は述べた。
ソアレス長老と妻のロザンナ・フェルナンデスには3人の子供、3人の孫がおり、今年10月には結婚36周年を迎える。
この2人の新しい使徒の国籍や受け継いだものには大きな価値があるものの、新しい召しについてはもっと大切なことがあるという。それはそれぞれが文化的にゆかりを持つ国に対してだけでなく、世界においてキリストの代弁者となることであると語った。
「わたしたちは、世界中で長年キリストに仕えながら異なる国際的な経験を積んできました。そのことは、解決しなければならない問題点について話し合うときに助けとなります。しかし、救い主イエス・キリストによって召されたのは、大管長会と十二使徒の指示もとで主の代弁者となるためだとわたしは感じています」と、ブラジルの多国籍企業で会計および監査の業務を行い、サンパウロの教会地域オフィスで実務ディレクターとして働いた経歴を持つソアレス長老は話した。
ゴング長老は、イエス・キリストのメッセージは、国民、国、文化を超えて、全世界に向けられたものであると付け加えた。
「教会と福音はあらゆる国民、部族、国語の民、民族のためのものです。わたしたちは世界中の人々が、教会指導者を愛し、また彼らと同じ立場にあることを理解していることに感謝しています。わたしたちも同様に、世界中の人々を愛し、彼らと同じ立場であると考えています。勿論、わたしたちは救い主の代弁者であり、救い主は全人類の救い主です。ですから、わたしたちは、あらゆる国民、部族、国語の民に対して主についての証を述べられることに感謝しています」とローズ奨学生であり、10年以上アジアに住み、ワシントンDCにある米国国務省および戦略国際問題研究所で働いた経験のあるゴング長老は語った。