2018年5月20日、ユタ州ジョーダンリバー神殿が末日聖徒イエス・キリスト教会大管長会の第二顧問ヘンリー・B・アイリング管長によって再奉献された。
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2年におよぶ工事中、神殿の内装は広範囲にわたり改修された。家具、カーペット、装飾用絵画、芸術作品、装飾用ガラスが新しく加えられ、神殿の機械や電気系統、排水管などが、効率化を図り新調された。外装は以前と変わらないが、神殿の周りの景観と歩道などは新しくなった。改修工事についての詳細はこちら。
奉献式に先立つインタビューでアイリング管長は、奉献式の最中に「信仰を持っていたためにソルトレークバレーの中のジョーダンリバーに定住した開拓者らの声がこだまする」のを感じるでしょうと述べた。これは開拓者の時代の神殿ですから。
アイリング管長は1981年に自分の伯父であるスペンサー・W・キンボール大管長の奉献の祈りについても話し、それが「わたしたちの時代の祈りとしても適切」であると述べた。キンボール大管長は政府について、また義を重んじる指導者と調和が必要であると語った。
十二使徒定員会のクエンティン・L・クック長老、そしてティモシー・J・ダイチス長老、中央幹部七十人のマービン・B・アーノルド長老、中央初等協会会長ジョイ・D・ジョーンズ姉妹、管理ビショップリック第一顧問ディーン・M・デイビースビショップも再奉献式に出席した。
神殿の再奉献式は、ジョーダンリバー神殿地区およびユタ州ドレイパー神殿地区、ユタ州オーカーマウンテン神殿地区に住む末日聖徒のために3回のセッションにわたって行われた。この日、これらの地区の教会では、通常の日曜日の集会は行われなかった。
再奉献の前日の5月19日(土)、テンプルスクエアのカンファレンスセンターでは文化の祭典が開かれ、17,000人の若い男性と女性が踊りと歌を披露した。この祭典のテーマはモルモンの聖典である教義と聖約に書かれている「備える」であった。
若人のパーフォーマンスが始まる前にアイリング管長は短く話し、「わたしは今回の経験によって、皆さんが人生において神殿を道標とする決意につながるようにと願っています。そうすることで、天父と御子がいる愛にあふれた家族と永遠に住むための天の家に戻ることができます。わたしはそのような天の家への旅路を皆さんと共に歩めることに感謝しています。きょうここに来てくださってありがとうございます。今回の祭典が天の家への旅路の一歩となりますように」と述べた。
土曜日の祭典に参加した17,000人の青少年のうち、2,000人以上がナレーター、ソロ歌手、ダンサー、祭典合唱団、バンドとオーケストラの団員として参加した。残りの15,000人はカンファレンスセンターの聴衆であり、また今回の催しのプロダクションの中で様々な形で携わっていた。演者は2カ月にわたるリハーサルを行い、その間、現在そして未来においても神殿参入の資格となる霊的な強さと一致を得ることができた。
文化の祭典は神殿地区の教会集会所に向けて放送された。祭典の中では、再奉献式の8週間前から、青少年たちが再奉献式に向け個人的に自分を備えるために行われた活動の様子を紹介するビデオが流された。
再奉献式への準備期間に行われた活動の一つは5月12日(土)に行われた。豪雨の中、この日の活動では、多数の青少年と彼らの指導者らが、ソルトレークバレー内にある彼らの自宅から神殿までの道のりを歩いた。これはある者にとっては、8マイル(約12km)以上の道のりを歩くことを意味した。
1981年に奉献されたユタ州ジョーダンリバー神殿は、当時、世界中で儀式の執行されている神殿として20番目となり、ユタ州では7番目の神殿となった。この神殿には、ソルトレークバレーにある66ステークの教会員が参入する。世界中には現在、159の神殿があるが、そのうち10の神殿は現在、改修工事中である。現在、新しく建設中の神殿は10、建設が発表された神殿が20あり、合計すると神殿の数は189となる。
末日聖徒の神殿は、日曜日に会員が礼拝行事のために集う集会所や礼拝堂とは異なる。神殿は「主の宮」であると考えられ、結婚やバプテスマ、そのほか家族を永遠につなぐ儀式を通して、キリストの教えを再確認する場である。