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社会とのエンゲイジメント(かかわり)は、豊富な知識を持って,誠実に,礼儀正しく、と中央初等協会会長勧める

ジョイ・D・ジョーンズ姉妹は,BYUのJ・ルーベン・クラーク法律協会が主催するイベントで講演する

末日聖徒イエス・キリスト教会中央初等協会会長のジョーンズ姉妹は日曜日にこのように述べた。「信仰が誤解されることの多いこの世にあって,信者がそれに対応する最善の方法は実にシンプルです。誠意をもって,礼儀正しく社会と関わることです。信仰を持つ人々は自分の地域社会に参加するべきです。世界の良いものから恩恵を受け,共通する利益を促進するためにできる限りのことをするべきです。」

ユタ州ホラデイに集まった,小さな末日聖徒のグループに向けたディボーショナルで,中央初等協会会長のジョイ・D・ジョーンズ姉妹はこう述べた。「この国の国民生活はますます世俗的になっているようです。……しかしながら,これほど魅力的で,ユニークな宗教活動が隣り合わせで行われていた時代はかつてなかったのではないでしょうか。このような多種多様な宗教経験のある社会に変化してきたのは事実であり,どのようにその多様性を見つけていくのか楽しみです。」

 

このディボーショナルは,ブリガム・ヤング大学のJ. ルーベン・クラーク・ロー・ソサエティが企画した。ジョーンズ姉妹は,1830年代にジョセフ・スミスが教えた原則が2世紀近くたった今でも生きており,末日聖徒が礼儀と敬意を持ってこの複雑な世を生き抜けるように,役立っていることを指摘した。

「聖句の助言に従い,『国家の難局』について学び,『国々と王国』(教義と聖約88:79)に関する知識を得ましょうとジョーンズ姉妹は語った。「どんな国や国民もその宗教の歴史,信条,行いを抜きにして語れません。ほんとうの意味で人民や国民または隣人を理解したいなら,その宗教を理解しなければなりません。わたしたちはそれを宗教的認知力と呼びます。このようなより深い理解と感謝の心を持つならば,わたしたちの視野は広くなり,社会と社会の対話ははるかに深まることでしょう。そうするときに,人々はわたしたちにより多くの敬意を払うようになるでしょう。」

また,ジョーンズ姉妹は,困難に思えるときほど,立ち上がって自分の信条を話すことが大切であると語った。何年か前,ジョーンズ姉妹の息子がカリフォルニアの中学校に通っていたときに,保健の授業で保護者に試写会が行われた。彼女の夫は,そのビデオが息子の年代の子たちには不適切だと感じて,教師にそのビデオが上映されるときに息子が席を外しても構わないか丁寧に尋ねた。この要望を聞いて,同様に感じてはいたが,恐らく意見を言うことを恐れていたほかの両親たちに勇気の火がともった。結果,教師はそのビデを見せないことに同意した。

「皆さんが勇気をもって人々とつながり,そこに無形の価値を生み出そうとするとき,2種類の人々に遭うでしょう。同意する人もいれば同意しない人もいます。最初は分からないかもしれませんが,次第にはっきりしてきます。皆さんの礼儀正しさを見て,同意しない人は皆さんに尊敬の気持ちを抱き,恐らく反対する気持ちを和らげるかもしれません。この過程を経ると,どちらの側にも人としての信頼が生まれ,たがいにより大きな親和感を持つようになります。」と彼女は語った。

ジョーンズ姉妹はまた,末日聖徒の聴衆に,宗教上の多数派と少数派の間に介在する力関係に敏感になるように勧めた。ユタ州においては末日聖徒は多数派になることが多く,その場合,少数派であるほかの宗教の兄弟姉妹に対して親切にしなければならないと語った。

「往々にして,わたしたち末日聖徒は不遇を受ける側と思いがちですが,わたしたちも不遇する側になりかねません。多数派であることの力学に無頓着にならずに,少数派であることの不公平感に憤慨することがないようにしましょう。どちらの場合もイエス・キリストの弟子として行動することができます。わたしたちは同意しない人々ともつながることができます。わたしたちの権利を固く守り,周りの人々と共感し,視野を広げましょう」とジョーンズ姉妹は語った。

ジョーンズ姉妹は,締めくくりとして,立ち上がって語るための7つの指針を挙げた。

1. 情報を得る

2. 礼儀正しくする

3. 誠実である

4. はっきりした態度

5. 自然体でする

6. 柔和である

7. 忍耐心を持つ

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